出展者紹介 須賀恭子さん

47_suga

カンボジアのクメール伝統織物研究所でのスタッフや、
竹富町伝統織物事業組合員として織物に従事した経歴をお持ちの須賀恭子さん。
現在は東京都調布市にて織物を制作されています。

ものづくりをはじめたきっかけ、ものづくりで好きなところ、こだわりなどを教えてください。

幼い頃から絵をかいたり押し花をしたり、おままごとで花の汁物などを拵えて遊んでいたまま、
対象物が変化しただけで変わらず今日まで手を動かし続けています。
ものづくりで好きなところは、苦しくても楽しいという点、そして作ったものが何方かのもとで喜ばれ、
使用されていくという作り手のやりがいの喜びが大きい点です。
・天然繊維を植物染し、手織り、丁寧な仕事
絹糸、特に国産生糸は積極的に取り入れ、少しでも絹の良さを知って貰いたい、
また、昔からある織物を現代の生活にしのばせたいという思いで作ります。
・温故知新
過去にあったものを基として新たに再組成していったものが、いいもとして受け入れられていくということを、
手仕事(手作り)の分野でも具体化出来たらいいなと思っています。

千葉とのつながりを含めた自己紹介、にわのわへの思いを語ってください。

幼児の頃と思春期を千葉で過ごし、現在も実家は千葉にあることより私の中でこれほど住み、通う県は千葉以外にありません。
穏やかな気候から生み出される気質や独自の楽しみ方、気張らない心地よさが「にわのわ」に集結していき、
更に良い空気が生まれたら素敵だなと、わくわくしています。

にわのわではどんな作品を発表していただけますか。

日常生活に寄り添う穏やかで温かみを感じる織物製コモノ。
使っていく事で馴染み、絹の持つ良さが感じられていくストール類。
全て、使い捨てではなく、愛着を感じたり一点でしかない充実を感じられるよう心がけた自然製品です。

*須賀さんのHPアドレスは、ガイドブックに掲載されたものから変更されたそうです。
須賀さんHP http://www.lcv.ne.jp/~hataoto/

*天然素材を使ったやさしいけれどしっかりした布たち。
時間をかけた、正確で丁寧な手しごとが魅了的です。

(にわのわ実行委員:はまぐち)

関連記事