益子で作陶されている菅谷太良さん。
主に粉引きのうつわをつくられています。

ものづくりをはじめたきっかけ、ものづくりで好きなところ、こだわりなどを教えてください。

小さい頃から物作りが好きで、美術系の大学に進みました。
最初は「木彫」を専攻しましたが、ある時、料理好きの母に、器を作ってあげようと遊び半分で土をひねりました。
まったく思い通りに形が出来なかったのをおぼえています。
自然の力と人間の手だけで形が作れる陶芸にはまり、気が付けば益子で5年修行していました。
今はなるべく益子で取れる自然の原料を使い、焼きあともロクロで成形したばかりのようなフレッシュな形を追求しています。

千葉とのつながりを含めた自己紹介、にわのわへの思いを語ってください。

千葉には、親戚が住んでおり、子供の頃は自然豊かな千葉の海で夏を過ごしたのをおぼえています。
今は益子から近い事もあり、私の器を使ってくれる方々が沢山すんでいおられる土地です。
そんな方々と、緑豊かな「にわのわ」の庭園で楽しいひと時を過ごし語らう事が出来るのは、最大のヨロコビです。

にわのわではどんな作品を発表していただけますか。

日々、研究し作り続けている「粉引」を中心に、夏に向けて、使いたくなるような新色の器を発表したいです。

＊気持ちのよいシンプルさ、使い勝手のよさとぬくもりをあわせ持ったうつわ。
材料は地元、益子のものを使うようにされているそうで、形、素材へのまなざしが、独特の存在感を生み出しているのだなあと感じます。

（にわのわ実行委員：はまぐち）