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2017.04.06

出展者紹介:和泉綾子

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和泉綾子(RIRI TEXTILE )さんのご紹介です。

プロフィール

女子美術大学短期大学部で染織を勉強した後、カフェ勤務などを経て、2010年よりRIRI TEXTILEとして作家活動を開始。
ギャラリーやクラフトフェアなどで作品の発表をしています。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

小さな頃から手を動かしてものをつくるのが好きでした。
どろんこ遊びや工作なども好きでしたが、母が趣味で編みものや縫いものをする人だったこともあり、余った毛糸やはぎれを自由に使わせてもらって遊んでいたように思います。

染織を学んでいた大学時代には、染織ツアーでベトナムの山岳地帯やインドネシアを訪れ、植物染料の美しさに驚き、卒業制作のテーマに草木染めを選びました。
卒業後、偶然古い織り機を譲ってもらえることになったり、先輩の紹介で織り工房に通い勉強を続けることができたり、さまざまな経験や縁がすこしずつ重なって、いまのものづくりにつながっているのかな、と思います。

布や草木染めは、くたびれてきたり綻びたり、中には色が変化していったりと、使う中で変化を免れないものですが、長く側に置いてその変化をいとおしむことができるようなものであるように、ということを大切に制作しています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

RIRI TEXTILEの和泉綾子と申します。
にわのわへ出展させていただくのは3回目になります。

昨年はにわのわをはじめ、千葉で作品を発表する機会にたくさん恵まれた一年でした。
主に自宅がある埼玉県で制作していますが、浦安市にある織工房で織りの勉強を続けながら作家活動をしていることもあり、千葉で出会うすてきな人たちや、ものづくりという仕事を受け入れてくれたり盛り立ててくれる場所から、たくさんの刺激をもらっています。

にわのわへの出展を重ねる度に、すこしずつ自分なりの輪がひろがっているのかなあ、と。
そのことが嬉しいですし、そういう機会をありがたく思っています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

自然素材の糸や布、染料を使い、草木染めや手織りの作品をつくっています。
それぞれの作品のイメージや用途に合わせて、ひとつずつ技法や素材を選び、染め・織り・縫製のすべてを手仕事でおこなっています。

ストールやネックウエア、バッグなど、身につけるものを中心に、麻や綿など季節にあった素材の作品を用意したいと思っています。

緯刺し子織という技法を自分なりにアレンジした繊細な織り模様の作品や、地元埼玉の紺屋さんで染めさせてもらっている藍染めの糸や布を使った作品をぜひ見ていただきたいです。

和泉綾子さん、ありがとうございました。

ririri@bp.iij4u.or.jp
http://riritextile.wixsite.com/riri-textile