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2017.04.16

出展者紹介:坂本友希

71sakamoto

坂本友希さんのご紹介です。

プロフィール

シルクスクリーンの型を製版して生地を染める、版画と染物の合いの子のようなものづくり(捺染)をしています。2011年よりクラフト市や展示での活動をはじめ、昨年長野に引っ越し、制作を続けています。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

最初から染物がしたいと思っていたわけではなく、大学院の頃は「いたずらアート」をテーマに空間やビデオを使った作品を作っていました。
「アート」というと敷居が高いイメージが強いので、在学中から生活に取り入れられる気取らないものづくりをしたいと考えていました。
その後シルクスクリーンを使った版画を習ったことをきっかけに、 捺染を始めました。

ものをつくることは仕事である反面、わたしにとっては日々のあそびの中の一つでもあり、
いつも次はどういう風にしてあそぼうかってことをまじまじと考え、想像をふくらませています。
ものをつくって売っていると、いろんな気持ちが出てきて葛藤するけれど、
できるだけ自分から自然に出てくるものを大事に、正直に、
そしていつもたのしくいることを忘れずにものづくりしていたいなぁと思います。

長野へ引っ越してからは山歩きも新しいあそびの一つになり、
旅や冒険の中での出来事と作品をつなげたものづくりをこれからどんどんしていきたいです。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

千葉とのつながりは浦安にあるギャラリー路風舎さんにて過去三回展示をさせて頂いたことがあり
2015年に「にわのわ」に初めて出店させて頂きました。

「にわのわ」は、ちょうど季節も良い時期で、緑が青々としたとっても気持ちの良い空間のイメージです。
また、スタッフの人が搬入の時にいっしょに台車で荷物を運んでくれたり、すごく協力的でフレンドリーな空気も好きです。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

ハンカチを吊るしたり、大きな布を広げて空間をつくろうと模索中です。

いちおし作品は山の景色にオオカミが一匹いる柄です。
今住んでいる場所では(日本のどこもかしこもと思いますが)鹿がすごく増えていて
(昨年、集落で江戸時代の狼落としの穴が見つかったこともあって)
ふとオオカミがいたらなぁ…と思ったことをきっかけに
本を読んだり、民話を調べたり、オオカミのことをいろんな風に考えながらつくりました。
オオカミに詳しい方がいたら是非お話ししてください!

坂本友希さん、ありがとうございました。

puravida.yuuki@gmail.com
https://www.facebook.com/yuuuuukisakamoto/