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2017.04.21

出展者紹介:滝下達

75tassi

滝下達(TASSI)さんのご紹介です。

プロフィール

文化財保存科学、建築学を学ぶ。
建築の仕事の傍ら作品制作を始め、2015年に初個展。
2016年から創作活動に中心を移す。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

小さな頃から手を動かすことが好きだったので、漠然とものづくりに携わりたいと考えていました。
大学生になって就職活動をしなければならなくなった頃、親戚の土地にアーティストの夫婦が引っ越してこられ、お会いして“こんな生き方があるのか”と衝撃を受けました。
ただ、現実問題として組織に属さない生き方は自分には難しいのではないかと考え、ものづくりに携わる会社で仕事をしました。
しかし、現実と自分思いにズレがあり悶々とする時期が続きました。
そしてもう後には引けない年齢になった時に、失敗しても良いから自分のやりたいことをしたいと考え、最後に自らの手で制作するものづくりの道を選びました。

常に挑戦すること、変化していくことを恐れないように心掛けています。
そして、誰もが持つ五感を刺激するような作品を創ることを目指しています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

小さな頃からよく遊びに来ていましたが、大人になり仕事やプライベートで訪れた千葉は、考えていたよりも遥かに豊かな自然を持つ土地だと思いました。
沢山の方々に作品を見ていただき、直接お話ができる貴重な機会となるので楽しみにしています。
にわのわの「わ」がこれからより大きくなることを願っています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

花器と食器が中心となります。
材料となる木は主に伐採されたもので、現場から丸太の状態で運ぶところから制作しているので、材木として市場には出回らないような木やその豊かな表情が見られます。
また、廃棄された白熱電球から作った花器も繊細な美しさのあるものとなっています。
全体としてはごく普通の用をなすものもありますが、表現と用途の境界にあるような作品もあるので、その触れ幅を楽しんでいただけたらと思います。

滝下達さん、ありがとうございました。

http://tassi.jp/