2017.04.22
出展者紹介:田澤祐介
田澤祐介(森想木工舎)さんのご紹介です。
プロフィール
1970神奈川県横浜市生れ.
学生時代に林業や森林について学んだ後、動植物や森林の調査をする会社に勤務。その後、木工を志し岐阜県高山市の森林たくみ塾で木工を学ぶ。2006に神奈川県海老名市に工房を開設し、2010から森想木工舎としての活動を開始。
—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。
子供の頃から工作が好きで、小学校では図画工作が、中学高校では美術が好きな時間でした。大きくなって森林や樹木のことを勉強するようになり、そのことと小さい頃からのもの作り好きが一緒になって、木工を志すようになりました。
木で物を作るのに際しては、できるだけ無駄が出ないよう有効に使って、かつ、素材を活かすことを心掛けています。形を考える上では、きれいに見えるようにと言う事と、あまり主張しすぎないで、空間になじむようになることを心掛けています。
木材は限りある資源なので、短い時間で消費されてしまうような物では無く、長く使ってもらえるようなものを作っていきたいと思っています。
—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。
かつて伯母が津田沼に住んでおり、子供の頃は良く遊びに行きました。駅から線路沿いに行ったところにある、小さな庭のある古い平屋がとても印象に残っています。風呂無しだったので、伯父につれられてお風呂屋さんに連れて行ってもらったのが良い思い出です。
勤め人の頃は動植物調査の仕事で何度か訪れました。谷戸や湿地が残っていて、関東の他県には無い温暖な立地に里山環境が残っているところがとても好きです。
にわのわはこれまでにも何度か参加させて頂いていますが、緑の多い環境の中で、お客様も出展者の側もゆったりとその雰囲気を楽しんでいる事がとても印象的です。
—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。
器やトレーの類が中心になると思いますが、自在鉤と花器を組み合わせたものや、タオルラック、ペンダントライトなどの道具類も見て頂きたいと思っています。器に関してはオイル仕上げのものと、拭漆や、一見、陶器のようにも見える蒔地漆のものなどを考えています。
田澤祐介さん、ありがとうございました。
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