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2018.04.26

出展者紹介:丹羽花菜子(染織・布)

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プロフィール

1985年 北海道札幌市生まれ

2008年 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 テキスタイル専攻 卒業

2007~2015年
大学在学中より 東京都青梅市の藍染工房壺草苑(こそうえん)に勤務し始め
染色・商品企画の仕事にたずさわる

2016年 茨城県つくば市に移住

2017年 藍染風布として活動を始める

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

幼い頃から絵や工作が大好きでした。
好きという気持ちだけで通い始めた美術大学で“染色”に出会い、その頃、伝統工芸や民藝の世界に興味深々だった私は、おのずと“藍染”というものの存在が気になりはじめました。
若々しい緑の葉の中に、心が澄み渡るようなキリリとした藍色を見出した先人の知恵は、知れば知るほど奥深く、もっともっと知りたくて、追いかけ続けて今に至ります。
合成藍や化学薬品を使用して藍染を行う方法もありますが、自然の営みだけでこんなに美しい藍色が生み出せるということに、私は魅力を感じています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

茨城県つくば市で藍染を行っている、丹羽花菜子と申します。
名前が丹羽(にわ)なので、今回「にわのわ」に参加させていただくことに、勝手に大きなご縁を感じています。笑
屋号の「風布(ふうぷ)」は、風にはためき空を泳ぐ布のように、自由でおおらかな発想でものづくりに取り組みたいという想いから付けた名前です。

千葉は、かねてからアートやクラフトに導かれて訪れる機会が多い場所。その度に、アートやクラフトを心から愛する人々との素敵な出会いに恵まれているのが印象的です。
「にわのわ」では、どんな新しい出会いが待っているのでしょうか。
自然の中、創作のパワー溢れる空間で、特別な2日間を過ごせることを今から楽しみにしています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

主に、蝋で布に模様を描く“ローケツ染め”という技法で藍染の作品を制作しています。
変容性のある布という素材は、暮らしの中で様々な用途に多様に変化します。
掛けたり、敷いたり、包んだり、巻いたり…。
布を手にした人が「どんな風に使おうかな」と想像を巡らせるような、使い手の暮らしと心をちょっぴり豊かに彩る、藍の布作りを目指しています。

ホームページ:http://www.aizome-foopu.com