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2018.04.27

出展者紹介:濱口さえこ(染織・布)

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プロフィール

植物関連の出版社勤務などを経て、草や木の力を借りたものづくりをはじめる。主に草木染めした布や古布を使った裂き織りでバッグなど暮らしの布をつくる。古きよき手しごとや循環する恵みをだいじにすることを目指している。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

祖母の節ばかり目立つ手は、まるでまほうみたいにおいしいものや着るものをつくりだしました。直したり、繕ったり、道ばたの草を摘むことからはじまったり。それが今のわたしのものづくりの原点かなとおもったりします。

草木の秘めるチカラが、織り進めるうちにやわらかに浮かびあがるもようの中に表れるのがうれしく、手にしてくださった方の日々のいとなみにとけこむ何かをつくれたらいいなと願い、絵を描くように、物語を紡ぐように、糸をつくり、織っています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

プレ開催からスタッフとして関わらせていただいていたにわのわに、去年ははじめて出展者としての参加させていただきました。
スタッフのしごとをほっぽり出して「出展してみたいのだけど」とつぶやいたわたしのきもちを理解してくれて、応援してくれて、開催後には祝杯も!ありがとうしかおもいつかないにわのわです。
みんなそれぞれの想いや境遇で、いろいろあって、でも何か、人の手や、つながりからでしかつくりだせないものを信じていて、そんな輪に今年も加われることに心から感謝しています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

かさねていく
いちにちいちにち 染めたり織ったり 空を見たり 土に触れたり 飲んで食べて 笑って泣いて そんな日々を つめこむかばんのような
いびつなものたちを
並べたいなとおもいます。

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