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2018.04.17

出展者紹介:坂本新(陶磁)

36_sakamoto

プロフィール

1988年 千葉県船橋市生まれ
2009年 愛知県立瀬戸窯業高等学校 陶芸専攻科修了
     ⇒瀬戸市内にて制作
2012-13年 渡英(地元作家との交流、学生への陶芸指導)
2013-15年 石垣焼窯元で職人として勤務(沖縄県石垣市)
2015年-現在 笠間市内にて制作

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

美術工芸科のある高校に入ったことをきっかけに美術全般に興味を持つようになりました。その中でも陶芸に惹かれ将来これを職業にしたいと強く思いました。
数年前までは陶芸をあれこれやっている中でつい陶磁史の中に身を置こうとする自分がいました。しかし最近になって自分が作る「器」というものが現代社会との架け橋となっていることに気が付き、”自分が作りたいもの”ではなく”自分が必要としているもの”を作ろうと考え始めました。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

高校卒業後に陶芸の勉強をするべく愛知県や沖縄県など点在しましたが、現在では千葉の実家から最も近い窯業地といった理由で茨城県笠間市にて作陶しています。地元での作品発表は独立後初なので、この展示をきっかけに千葉県を中心とした活動の場を広げることが出来ればと思います。
選考委員の方々からのコメントを読んで、千葉に対する愛情もさることながら「クラフトイベント」全体のレベルを高めようとする気概が伝わってきたことが作家として何より嬉しいことでした。地方でくすぶる若い芽の挑戦の場としてにわのわの様な高水準のイベントがこれからも続いていくことを願います。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

ラスター彩という古くからある技法を用いた食器類の制作をしています。光を浴びて乱反射する虹彩がとても美しく一見して陶磁器であることを忘れさせるような独特な輝きを見て頂きたいです。
使って頂く方には先入観に囚われることなく日常使いをして頂ければなによりです。

E-mail:aratasakamoto1988918@gmail.com