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2018.04.07

出展者紹介:一ノ宮千佳(ガラス)

38_ichinomiya

プロフィール

1980年長野県諏訪市生まれ
千葉県市川市在住
東京国際ガラス学院卒業後、広告代理店アルバイト、東京国際ガラス学院のスタッフ、ガラス作家イイノナホのアシスタントなどを経て、吹きガラス工房猿江ガラスにアルバイトとして勤務。
猿江ガラスと硝子企画舎にて制作し、ギャラリーやショップ、クラフトフェアなどのイベントにて作品を販売しています。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

母が洋裁や編み物をやっていたので小さい頃から母の手づくりのものを身に着けることがありました。
その頃は他のみんなと同じものが良かったのであまり嬉しくなかった記憶があるのですが、そのおかげで既製品ではない手づくりのものを使う、ということが自然なものになったのだと思います。
幼い頃から絵を描いたり工作や手芸など自分の手を動かして何かを作るということが好きだったことと、既製品にはないものを自分で作りたいと思ったことがものづくりの道へ進むことになり、制作する現場の雰囲気やガラスという素材に惹かれ吹きガラスの道へきました。

器なら使いやすさも重要ですが、あまりガラスの器では見ないような色を使い新しいときめきを与えられたらという思います。
また、最近は柔らかい色使いの印象が強いと思いますが、派手な色の組み合わせのものも作っているので両方お見せしたいです。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

現在は都内錦糸町近くの猿江ガラスという吹きガラス工房で週2日ほどスタッフとして働きながら空いた時間で自分の制作をし、
吹きガラス以外の加工の作業は硝子企画舎という工房で行なっています。

田舎育ちの自分にとって、都会過ぎず、田舎過ぎない千葉は住みやすく好きです。千葉に住み始めて15年ほど経ちますが、千葉で活動し始めたのはここ5年くらいからで、ようやく千葉の作家として覚えていただけるようになった気がします。

にわのわはプレ開催の時からほとんど出展させていただいているのですが、実は一度だけ落選したことがありました。
にわのわはとても好きなクラフトフェアで、会場も設営もとても良いし、スタッフの方たちも素晴らしいので出展していてもとても楽しいです。その年は客として遊びに行ったのですが、お客さん目線としてもにわのわを見ることができ、にわのわの良さを再確認して出展出来なかった悔しさも痛感したので、次からはより気合いを入れて応募するようになり、展示内容もお客様をがっかりさせないようにと思っています。落選したことは自分にとって良い機会になりました。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

優しい色合いのグラス、一輪挿しをメインに、ペーパーウエイトやカラフルな花器、アクセサリー、ランプシェードなど展示予定です。

ホームページ:http://chikaichinomiya.com
E-mail:chikaichinomiya@gmail.com