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2018.05.07

出展者紹介:cocochi(アクセサリー/工房枠)

83_cocochi

プロフィール

新木場の材木屋さんの片隅で
千葉で育った杉の木の端っこをつかいアクセサリーをつくっています。

ここから ちょっとずつ
日本の山からお借りしたいのち
大事に無駄なく使うこと
それが私たちにできるほんの少しの恩返し

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

「あと10年で日本の森は死んでしまう」

この言葉を聞いて、意味がわかりませんでした。日本はこんなにたくさんの森があるのに。そもそも森が死ぬってなんだ?!
そこから、今お手入れのされてない山がたくさんあること、
日本の木は今ちょうど成熟していて使える木がたくさんあるのに輸入に頼っていること、
など、たくさんの山こと森のことを知りました。

このまま今までの私のように何も知らずに日本から山が消えてしまうのはいやだなぁ。
すこしでも今の日本人が山のこと森のこと木のことに思いを馳せてくれたら、ちょっとずつだけど変えていけるかもしれない。

私たちが材木屋として出来る事は
「かわいい」から手に取ってもらい、山に興味を持ってもらうこと。
そして、山からお借りした命を大事に使い、その気持ちを山へお返しすること。

ここからちょっとずつ。
そんな気持ちでcocochiを始めました。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

cocochiは今年で102年を迎える材木屋で生まれました。
丸太1本から製品になる部分は約6割。
残りの4割はチップにされたり、燃やされてしまいます。
長い時間かけて育った木を粉々にしたり燃やしてしまうのではなく、大事に、愛着を持って使ってほしい。
その想いから、その4割を頂き、ブローチやイヤーアクセサリーをつくっています。

また、私たちの作品は全て、千葉県で育った山武杉です。
千葉で生まれ、千葉で育った木々たちが、少しカタチを変えて、また地元へ帰る。
千葉の皆さんの手に取ってもらい、また愛されてほしい。
それが私たちの願いです。

初めてにわのわにお客さんとして来た時、どの作家さんも千葉への想いがとてもステキで沢山の千葉トークができました!私たちは生まれや育ちは千葉ではないけど千葉の杉や千葉のことが好きな気持ちが少しでも届けばいいなと思っています。

—工房枠でのご出展となりますが、どのような仲間の集まりなのか教えてください。

私たちは新木場で102年続く材木屋さんの女子3人です。
材木屋に嫁いだもの1名、その幼馴染1名、ファン1名で成り立っています。

—役割分担はあるのでしょうか?

生みだす人、つくる人、広める人の3部構成です。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

cocochiの作品は千葉県の山武杉を使っています。杉はとても柔らかくてかるい素材です。
だからこそ付けた時の心地よさ、温かい色合い、ナチュラルにそこにいる、私たちのそばに寄り添ってくれる。
古くから日本のご神木としてもたくさんの人が知っている杉の木。杉は日本固有の木で日本にしかないのです。
私たちは材木屋さんとして杉の木の価値をわかってもらい、魅力を伝えていきたいのです。

住所:〒136-0082 東京都江東区新木場3-6-6
電話番号:070-4813-5157
ホームページ:https://cocochi.storeinfo.jp/
E-mail:cocochi_info@yahoo.co.jp