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2018.04.30

出展者紹介:村上慶子(染織・布)

77_murakami

プロフィール

千葉県生まれ
武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科卒業後
繊維製品製造メーカーデザイナーを経て
自身のテキスタイル製作を開始

鉄、銅など金属から滲み出る錆を使用して染める 錆染めによるテキスタイルを製作。
伝統的な染織の技法と錆を組合せながら、 【経年変化】【酸化と老化】【感覚】をテーマに布を製作。
朽ちゆく錆。 懸念される錆を使い意表をつく美しさを発見し、 経年変化という時間をカタチにとどめる作品製作を目指す。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

幼少期に茶道のお教室をしていた祖母のところに和菓子屋さんがよくいらっしゃってました。
和菓子の他にもお道具や掛軸など職人さんの手から生まれるお菓子や道具たちがきらきらと暖かく感じていたのを覚えています。
そこから手から生まれるものづくりにとても興味をもち、ものづくりの道を目指すようになりました。

製作においては、手に渡っていただいた後も一緒に時間を過ごしていただく作品たちなので、一つひとつ、誠実であり、愛着を持ってもらえるように製作しています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

にわのわ初参加させていただきます。
Sabi-nunoの村上慶子です。
錆と植物染料を使った染織製作をしています。
千葉県生まれ
学生で染織を学び、錆染に出会い、卒業後
繊維製品製造メーカーデザイナーを経て
自身のテキスタイル製作を開始
朽ちゆく錆。 懸念される錆を使い意表をつく美しさを発見し、 経年変化という時間をカタチにとどめる作品製作を目指しています。

ずっと気になっていたにわのわ。ぎゅっと、ものづくりを愛する人が集まる暖かい場所のイメージです。新しい出会いを楽しみにしています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

生活に馴染む作品が並ぶ予定です。
錆の表情が、絵を描いたようにダイナミックに染色表現した大判ガーゼストールやハンカチ作品など、手に馴染み、よく見ていくと錆を感じる味わいがある手織りのポーチなど。
初夏を楽しめるような展示にしたいと思っています。

朽ちゆく錆の概念ぜひ上書きしにみにきてください。

ホームページ:http://sabi-nuno.com