,

2019.04.10

出展者紹介:蠣崎良治[鍛鉄工房ZEST](金属)

プロフィール

香取市出身。
表面処理装置製造会社に10年程勤務の後脱サラし埼玉県にある鍛鉄の工房に修行に出る。
2015年に千葉に戻り鍛鉄工房ZESTを立ち上げ活動を始める。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

会社員時代の結婚を機に自宅の表札を作った事をきっかけに自由な鉄の造作に惹かれました。一般的な金属加工の知識や技術はその会社で学んでおりましたが、自由な鉄の加工方を調べるうちに鍛鉄(たんてつ)という今まで知らなかった鉄の西洋鍛治技術の存在を知り、その強く美しく作り上げられた鉄の芸術品とも思える仕事に衝撃を受け、この道を生涯の生業としたいと強く思いました。
自分の工房を持つようになった今、日々物を生み出す時に感じるのは、自分を取り巻く全てのことや先人達への敬意です。
感謝や敬意を持つことの大切さ、素晴らしさを私はものづくりから日々教えて頂いている気がします。
技術や感性以前に、物として良いもの、手仕事で心を込め使い易く、ひとつひとつを丁寧に生み出すという想いを大前提にしています。
鍛鉄工房ZESTでは、しっかりと地に足を着け、手に取ってくださる方を想い、常に作り手としての高みを目指したものづくりをしていきます。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

香取市出身の西洋鍛治師です。
火と鉄でものづくりをしています。
にわのわは私にとって特別な場所です。
初回に訪れた時は、脱サラし鍛鉄の修行に出たての時でした。千葉に戻ったら一人の作り手としてこの場所に来る事がスタート地点だと燃えていたのを思い出します。
そしてなによりも会場に流れる空気が好きでした。
人が熱意を持って何かを創造することの素晴らしさを共有できる場所だと感じています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

人の文明の発展に欠かせず、暮らしに大きな影響を持っていた鉄の鍛治という技術。電気のない時代から変わらない制作方法を取り入れた、暮らしに関わる色々な鉄小物、ステンレス無垢材から叩き作ったカトラリーの展示販売と、住宅のインテリア、エクステリアサンプルの展示です。
見て頂きたい制作物は、古くからの制作方法である鉄を割く、かしめて止めるなどの鍛鉄の技法を用いて全て手仕事で作った門扉です。

住所:〒265-0052 千葉県千葉市若葉区和泉町239-2
電話番号:043-420-8081
E-mail:kaki@tantetuzest.com
ホームページ:http://tantetuzest.com
instagram:https://www.instagram.com/tantetuzest
facebook:https://www.facebook.com/tantetuzest