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2019.04.14

出展者紹介:さくらいさとあき[さくらい商店](木工・漆)

プロフィール

東京都出身
京都精華大学 美術学部 立体造形学科卒業
訓練校木工科卒業
工房勤務を経て、2016年に独立
現在、京都の山の中で制作しています。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

大学の時に、立体造形という学科で、いろいろな素材(土、木、鉄、FRPなど)を扱い、自分の手を動かす感覚的な ものづくりの楽しさを知りました。
しかし、当時は素材として「 木 」は、一番自分に合わないんじゃないかと感じ、避けていました。

そして大学卒業後、いろいろな仕事をしていく中で、やはり感覚的な ものづくりがしたいという自分と、木のかたまりから削り出してつくりだす木工は、すごく原始的で感覚的な感じがして、実は素材として合うんじゃないかと思いはじめたのがきっかけです。

こだわりというか、自分でつくるものは、木という個性のある自然素材に手跡が馴染む ものづくりを心がけ、出来上がったものに余白といいますか、隙といいますか、まだちょっと遊びの部分の「  」が残っているようなバランスを大切につくっています。 

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

東京出身で、親戚が船橋に住んでいることもあり、幼い頃は遊びに行ったりしました。
東京を離れた後も、実家に帰って来た時などに、自分の興味のあった作家さんの展覧会がやっていた事も多く、美術館を訪れた思い出があります。

今回、はじめて「にわのわ」に出店させていただきます。
選考結果の通知を見た時は思わず「マジで…!」と驚き、1人でつぶやいてしまいました。
今は少し落ち着き、ワクワクしています。

「にわのわ」は、「自由度」「流動的」など、表現に対して前向きなイメージがあります。
参加できる一員として「 わ 」を意識して楽しみたいと思っています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

ひとつひとつ、自分の手の感覚を頼りに削り出し、お皿やカトラリー、小物などをオイルを塗ってシンプルに仕上げています。

会場では作品を実際に手に取って触れてもらいたい。
「人の手でつくられたもの」の雰囲気や表情などを感じて、一緒に対話していただけたら良いなと思っています。

E-mail:sakuraishouten3901@gmail.com
ホームページ:http://www.sakurai-shouten.com/
instagram:https://www.instagram.com/sakushou39_1/