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2019.04.28

出展者紹介:牧由加里(木工・漆)

プロフィール

岡山で木工をしています。はじまりはカトラリーでした。その後、カンナやノミを使ったくり物で花器や_x0008_うつわを作り、そこからの派生でオブジェを作るようになりました。ひとつひとつ違う表情を見て感じて頂ければと思います。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

もともと建築関係の仕事に従事していたのでつくるということは日常でしたが、次第と自分の考えたものを自分の手で作りたい、そう思うようになりました。また、当時の自分はこころに葛藤を覚えていた時期でもあったので内面を表現したい、その二つのことがきっかけです。こだわりは形です。手作業でしか作れない微妙な曲線にこだわっています。オブジェもうつわから用途をなくしたものという感覚で作っています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

わたし自身は千葉に住んだことはありませんが、何故か親しい友人が結婚や転勤で関東に住んでいる場所は千葉なのです。住みやすく人もあたたかいとよく聞きます。にわのわはとても活気があって楽しそうなイベントだなと思っていました。今回参加できることになって千葉に行くのが今から楽しみでなりません。そしてこの場所から千葉の皆さんとつながり、千葉にゆかりのある作家になれたらいいなと思っています。どんな「わ」が生まれるのか楽しみです。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

オブジェを中心に普段でも使える花器やうつわなどを展示予定です。
用途のないものは直接生活には必要ないかもしれません。けれど、ひとの心に響く何かがあると思います。光や影、空気や匂い。時間のうつろいと共に作品の表情も変化していきます。そこから何かを感じて心に響いて頂けるものがあるとすれば嬉しいと思っています。材や木目によって何を作るか、仕上げはどうするかを考えています。仕上げは主に漆や染色です。私の作品はうねりや柔らかな曲線が特徴です。そこに注目して見て頂けると嬉しいです。

E-mail:yukarimaki.wood@gmail.com
ホームページ:https://www.makiyukari.com/
instagram:https://www.instagram.com/yukari_maki