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2020.04.24

出展者紹介:香田和義[そらいろの丘](木工・漆)

※2020年のにわのわは1年延期となりましたが、出展を予定していたすべての方をご紹介させていただきます。
一日もはやく安心して暮らせる日常が戻り、来年また、あの緑の芝生でみなさまの笑顔とお会いできることを祈っております。

プロフィール

信州小諸『そらいろの丘』で、ものづくり・森づくりを掲げて活動しています。久留里で森づくりを続けてきたご縁から『にわのわ』へ、出展を重ねながら、皆さまとの出会い&再会を大切にしてゆきたいと思っています!

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

 日本は豊かな森の国、木という素材は、育てることにより繰り返し得られる自然の恵みです。木でものづくりをするだけでなく、木を植えて、育てる、未来へつながる森づくりをライフワークとしています。
 ひとつひとつの木目や肌色は、木の表情、木の個性。手のひらから感じるぬくもりは、木の息吹、木の鼓動。ちいさな種から芽生えた命が、ひとの暮らしを彩るものへとかたちを変え、使いこむほどに風合いを深めながら、私たちの傍らで生き続ける…そんな信念から、ものづくりの道を歩んできました。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

 2008年より「NPO法人ドングリの会」を通して、君津市久留里で森づくりを続けています。針葉樹の一斉林を皆伐した跡地を整備し、広葉樹を植えて、育てる、すこやかな森の再生に尽力しています。この森から運ばれる水や空気は千葉を潤し、ひとと自然の営み、今と未来をつないでいます。
 活動のテーマは「年輪を重ねる」。今回で5回目となる出展を重ねながら、拠点としている信州小諸と千葉を「漆の器」で結び、日本の「木の文化」を広く伝えてゆく…『にわのわ』は、そんな出会いの「わ」と考えています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

 森で刻まれた年輪=木の表情を生かして漆を塗り重ね、時を重ねるほどに風合いを深める仕上げで、素材の軽さがなす、重ねた時のかたちを大切にした作品。積み重ねると綴じ目が波模様を描く「こ膳」や「重ね箱」、森づくりで自ら間伐した小径木の活用を試みる「みつ入れ子」など。
 塗り直して永く使い続けられることも「漆の器」の魅力。永くご愛用いただくお心がけを伝えることも、つくり手とつかい手が結ばれる「わ」ならではと思っています。

住所:〒384-0807 長野県小諸市山浦虚空蔵4293-1
電話番号:0267-24-1588
E-mail:info@sorairo-oka.jp
ホームページ:https://sorairo-oka.jp/
instagram:https://www.instagram.com/soraironooka/
facebook:https://www.facebook.com/soraironooka/