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2020.05.04

出展者紹介:丹羽花菜子[藍染風布](染織・布)

※2020年のにわのわは1年延期となりましたが、出展を予定していたすべての方をご紹介させていただきます。
一日もはやく安心して暮らせる日常が戻り、来年また、あの緑の芝生でみなさまの笑顔とお会いできることを祈っております。

プロフィール

北海道札幌市生まれ。
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科テキスタイル専攻卒業。
在学中より、東京都青梅市の藍染工房壺草苑にて働きはじめ、染色・商品企画の仕事にたずさわる。
茨城県つくば市に移住し、2017年より藍染風布として活動を始める。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

美術大学で染色に出会い、そのころ伝統工芸や民藝の世界に興味津々だった私は、おのずと藍染というものが気になり始めました。若々しい緑の葉の中に、心が澄み渡るような青を見出した先人の知恵は、知れば知るほど奥深く、もっともっと知りたくて、追いかけ続けて今に至ります。現代では、合成藍や化学薬品を使用する方法の藍染もありますが、自然の営みだけでこんなに美しい色が生み出せるということに私は魅力を感じています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

茨城県のつくば市で藍染を行っている丹羽花菜子です。にわのわへの出展は今年で3回目になります。参加させていただいた過去2回ともお天気に恵まれ、お客様のアートやクラフトへの熱量もあいまって、とにかく会場が暑い!というイメージ。今年も晴れを期待しつつ、爽やかな藍色で皆さんに涼しい風をお届けできるよう、光と緑溢れるあの場所に思いを馳せながら制作に励みたいと思います。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

染め仕事のかたわら、畑で藍の栽培と原料作りをはじめて4年になります。青の源が生まれる美しい自然の営みと暮らしをともにするようになり、近頃はより一層自然環境にやさしい活動を考えるようになりました。プラスチックのラップ代わりに洗って繰り返し使える蜜蝋エコラップや、使い方次第で様々な用途に変化する風呂敷、子どもの肌にやさしいオーガニックコットンのハンカチや手ぬぐいなど。人も地球も心地よく、楽しく暮らしの中に取り入れられる藍染アイテムをご提案したいです。

ホームページ:https://www.aizome-foopu.com
instagram:https://www.instagram.com/aizomefoopu/