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2020.05.05

出展者紹介:早田かおり[かおり陶房](陶磁)

※2020年のにわのわは1年延期となりましたが、出展を予定していたすべての方をご紹介させていただきます。
一日もはやく安心して暮らせる日常が戻り、来年また、あの緑の芝生でみなさまの笑顔とお会いできることを祈っております。

プロフィール

熊本県生まれ
武蔵野美術大学短期大学部 空間演出D科 卒
千葉、益子にてやきものの修行の後、現在地に築窯

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

ある日、友人に誘われて行った展覧会で窯変天目茶碗を目にし、「土を焼いて、こんなものが出来るのか?!」と驚愕。やきものを仕事にすることを決め、千葉に移り住んだ先で薪窯、わら灰釉に出会いました。
それから、縁のあった素材を使い、それぞれの素材の個性を生かすことを大切にしています。
「もの」には作り手のこれまでの時間、使い手のこれからの時間がどのようなものであったかが、宿るように感じます。ものづくりは、人の日々を支え、奥深く、魅力的な生き方です。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

私のやきものは千葉から始まりました。栃木に移り10数年経った頃、友人の家にペチカを作ったのがきっかけで千葉とのつながりが復活し、今も遊びに行っています。
にわのわのイメージは緑が美しく気持ちとても良く、そして、エネルギッシュ!です。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

器の色を、稲わらや木を自ら灰にして、独自に合わせた釉薬で出しています。自然の灰は手間と時間が掛かり、不安定ですが、唯一無二のものができます。これまで、色々と試してきた自然灰釉薬の多様な色合いをお見せ出来ればと思います。
自然の素材が持つ、美しさ、たくましさ、優しさが人を励ますことを願って、展示いたします。

ホームページ:http://www.peter-music.com/kaori/
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