,

2018.04.16

出展者紹介:香田和義(木工・漆)

90_koda

プロフィール

顔の見えるものづくり&未来へつながる森づくりを掲げ、信州小諸で『そらいろの丘』という店舗を営んでいます。
久留里で森づくりを続けてきたご縁から千葉へ、もの・ひと・まちが結ばれることを楽しみにしています!

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

日本は豊かな森の国、「木」という素材は、育てることにより繰り返し得られる自然の恵みです。木でものづくりをするだけでなく、木を植えて、育てる、未来へつながる森づくりをライフワークとしています。
ひとつひとつの木目や肌色は、木の表情、木の個性。手のひらから感じるぬくもりは、木の息吹、木の鼓動。ちいさな種から芽生えた命が、ひとの暮らしを彩るものへとかたちを変え、使いこむほどに風合いを深めながら、私達の傍らで生き続ける…そんなメッセージをこめて、“漆の器ひとつ こころ豊かに”をコンセプトに活動しています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

2008年より「NPO法人ドングリの会」を通して、君津市久留里で広葉樹の森づくりを続けています。この森から運ばれる水や空気は、千葉の海やまちを潤し、満たし、豊かな自然とひとをつないでいます。
今回で4回目の出展となり、「つかい手」の皆さまとの再会も楽しみに、ものづくりの拠点としている信州小諸と、森づくりへ出向いている千葉を、自ら手がける「漆の器」がつないでゆく…手にするたび、ものが生まれた風景へ想いを馳せていただく、“ものと出会う まちの風景”を掲げています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

“日本に育つ木のここちよさを伝える”をコンセプトに、やさしく滑らかな木肌を生かした山桜のお椀、厳寒の地でゆっくり育った目のつんだ一位のお箸、オリジナルデザインの綴じ目が魅力の檜の重箱・お膳など、日本の伝統色「墨(すみ)」と「緋(あけ)」に染め、漆を塗り重ねた「漆の器」を、食彩に寄り添う写真と共に展示します。
また、久留里の森林整備で得られる黒文字の小枝を活用した小物など、千葉で育った木に親しみを感じていただきながら、新作や限定品をいち早くご紹介する場として、手のひらから伝える販売を心がけたいと思っています。

住所:〒384-0807 長野県小諸市山浦虚空蔵4293-1
電話番号:0267-24-1588
ホームページ:http://sorairo-oka.jp/
E-mail:info@sorairo-oka.jp