,

2019.04.25

出展者紹介:濱比嘉詩子(アート)

プロフィール

1977年愛知県生まれ
2002年沖縄芸術大学美術学部彫刻科卒業
2006年〜2018年ギャラリー顕美子(名古屋) 個展4回
2008年トンインオークションギャラリー(韓国)個展 
2010年三州鬼瓦コンクール特別賞
2011年伊勢現代美術館(三重)個展 万古焼コンクール準グランプリ
2017年万古焼コンクール審査員特別賞

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

子供のころに 木の実や木っ端 泥の塊などに顔を描くと たちまちそのものに命が宿って話しかけてくるように見えました。
今でもその気持ちには、あまり変わりがありません 高校生の頃に、韓国の古い瓦に、にっこりと微笑む顔がついているのを見たとき1000年前にこれを作った人にウインクされたような気持がしました。
私もそんな仕事が出来たらいいなと思いました。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

愛知県常滑市で制作しています。
海風の強く吹く焼き物の町です。
実は千葉県にも佐倉市にも行ったことがありません。
今回の御縁を頂けたことに感謝しています。
どんな景色や人に出会えるんだろうとわくわくしています。
緑の輝く中でどんな風に作品を並べようかなと幸せな気持ちです。
よろしくお願いいたします。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

マチエールを出すように焼成した焼き物に漆喰や白セメントを塗って削ったり彩色したりしています。
沖縄の太陽と風にさらされた漆喰シーサーの味わいや、奈良の新薬師寺の塑造仏などが好きだったので、私なりに研究して自然に生まれた技法です。
にわのわには シーサーや動物 神像などを出したいと思っています。
何の役にもたたないけれど好きだなあと思ってもらえるもの、出会った人に、じぶんの心の花を渡せるようなものが作りたいです。
彫刻とゆう分野で生きていくのは難しいと思いますが生涯続けていきたいと思っています。

instagram:https://www.instagram.com/utako.hamahiga