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2020.05.05

出展者紹介:原田譲[原田陶窯](陶磁)

※2020年のにわのわは1年延期となりましたが、出展を予定していたすべての方をご紹介させていただきます。
一日もはやく安心して暮らせる日常が戻り、来年また、あの緑の芝生でみなさまの笑顔とお会いできることを祈っております。

プロフィール

1981年 生まれ
2007年 茨城県窯業指導所 成形科 修了
2009年 茨城県城里町にて制作を始める

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

手を動かして何かを作るということは、物心ついたときから好きだったという記憶がありますので、その好きが、今に繋がっているのだと思います。

では、なぜ「やきもの」だったのかというと、それはよく分かりません。

やきものが自分に向いてるのか、心底やきものが好きなのか、などということは分かりませんが、今日も粘土を捏ねていましたので嫌いではないのだと思います。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

僕は、自分が「好きだな、いいね」と思えるものを作っています。

お使いいただける方々も、「好きだな、いいね」と思って使っていただけると、みんな幸せで、いいなと思います。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

僕は、『定窯瓷』という今から、時を遡ること12世紀前後の中国大陸、現在の河北省で多く生産された白磁の「写し」、いわゆる複製を作っています。

現代において、やきもので「写し」や複製などというと、保守的で、創造性に欠けるように思われがちですが、それは、時代や場所を越えて、単純性を伴った根源的な悦びに満ちています。

どうぞ、見て、そして手に取っていただきたく思っております。

E-mail:haradatouyou@gmail.com
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