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2022.04.12

出展者紹介:齋藤恵子[atelier spica](陶磁)

プロフィール

2002 武蔵野美術大学短期大学部美術科 卒業
2016 茨城県窯業指導所成形科 修了
   額賀章夫氏に師事
 
【展覧会】
2015 「進行形 女子陶芸」展 茨城県陶芸美術館/茨城県
2020 Discover the one japanese art 2020/Paris
2021 くどやま芸術祭 2021/和歌山県

【受賞歴】
2015 第32回長三賞常滑陶芸展 入選
2020 第54回女流陶芸展    入選
2021 第49回北海道陶芸展   新人賞
   くどやま芸術祭 2021 芸術祭ディレクター賞

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

子供の頃から工作や絵を描くことが好きで、学生時代は油絵を学んでいました。しばらく「制作」や「表現する」ことから離れた生活を送る中で、虚無感を感じ、「自分らしく生きていきたい」と強く思うようになりました。やはり、何かを生み出し、表現する人生を歩みたいと改めて思うようになったことがものづくりへのきっかけです。
作品には人間性が表れます。家族を大切にする、ものごとに感謝しながら過ごす、こうした当たり前の日々の生活を大切に送ることが、よい作品につながると信じています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

にわのわのイメージを漢字一文字で表現すると「爽」
千葉は私にとって幼少期の家族との温かな記憶が詰まった土地ですが、緑と風とそこに集う人々、さわやかな初夏の空気につつまれて、これからは、ものづくりを通しての新しい出会いを、この地に期待しています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

2019年に独立以降、用途を持たないオブジェ作品を制作してきました。
器の制作は、”日々の暮らしにアートを”をコンセプトに、今年(2022年)になってから始めたばかりです。
私の器は使い勝手はよくありません。手にもなじみません。
むしろ、クセが強く、使いづらいものもあります。
それでも、私の器のある空間や、それを使う人々の心の中が、ほんの少しでも明るくなり、日々の暮らしに彩を添えることができたならとても嬉しく思います。