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2022.04.29

出展者紹介:望月万里・望月優美[灯々舎](陶磁/夫婦・家族枠)

プロフィール

望月万里(モチヅキバンリ)
1981年 山口県下関市生まれ
2004年 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 陶磁専攻 卒業
2008年 東京都小平市にて独立
2010年 岡山県井原市に工房移転

灯々舎 望月優美(トウトウシャ モチヅキマサミ)
1981年 岡山県井原市生まれ
2003年 文化服装学院 服飾専門課程 服飾専攻科技術専攻卒業
2009年 東京都小平市にてロウソク制作を始める
2014年 ブローチ制作を始める
2018年 陶箱製作を始める

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

望月万里(モチヅキバンリ)
大学の陶芸部で焼き物と出会いました。
火を扱うという行為が非常に好ましく、そこに作る事が付随していた位の感覚でしたが、総合的に肌に合う感覚があったので、今も器を作る事を続けていられるのだと思います。
平凡すぎず突飛すぎず、ちょっと気の利いたものを、と思いながら制作しています。

灯々舎(トウトウシャ)
昔からロウソクがとても好きで、いつの間にか私の生活に欠かせないものとなっていました。
妊娠をきっかけに子供の体に、なるべく安全なロウソクを作ろうと思い、蜜蝋・大豆ワックスなど天然素材を使用したロウソク作りを始めました。
歳月と共に新しい創作意欲がわき、2014年より陶ブローチ制作も始めました。
また、2018年からは陶器の小箱を作り始め、陶芸にも挑戦している所です。
ものをつくるという行為が本当に好きなので、自分が本当に欲しいと思えるものを作っています。
素材を超えた自己表現をこの先も続けていきたいと思っています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

参加する度に新しい繋がりが生まれ、また制作意欲を掻き立てられるとても良い機会です。
久しぶりの野外展示で緊張もありますが、皆様にお会いできることを楽しみにしています。

—ご夫婦(ご家族)ではどんな役割分担がありますか?

隣り合わせの別工房で作業しているので、作業中に話をすることはほとんどありませんが、新しい作品を作る際にアドバイスをしあったりしています。

家事育児は基本的に妻、お皿洗いは夫。
どちらかが忙しい時はお互い協力をしあいながら暮らしています。

—ご夫婦(ご家族)でものづくりされていいところ、困るところを教えてください。

夫婦で共同の窯を使っていますが、それぞれ焼き方が異なります。
展示のスケジュールが重なっている場合は窯焚きのタイミングも被りがちで、段取りをしっかりしておかないと小競り合いが起こる場合があります。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

使うことで少しずつ変化していく軟質陶器のほか、華やかなレリーフを施した半磁の器、焼成の工夫により表出する緑青のような質感の器など、多種多様な器を制作しています。
(望月万里)

リアルな表情の半立体の動物の陶ブローチ、そしてリアルなものを作る反動で作られる可愛い雰囲気の架空モチーフなどのブローチ。
沢山のブローチの種類の中から宝探しのようにお気に入りのものを見つけてもらえると嬉しいです。
陶器の小箱は小さな宝物を入れてもらえると嬉しいです。
(灯々舎)