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2023.04.08

出展者紹介:角海音[UMIOTO](アクセサリー)

プロフィール

神奈川県生まれ
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 金工専攻 卒業
日常の中でふと心が動く風景からインスピレーションをうけ、手を加えることにより、様々な表情をみせる金属を素材に装身具を制作しています。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

大学で、金属素材の面白さに出会い制作をしてきましたが、出産を機に作品制作を一時休止していました。
子育て中、ミシンで子供の服や自分の服を作り、人が身につけることで、作ったものが日常を彩る一部となっていくことに喜びを感じました。
再び金属を素材として身につけられるアートピースの制作を始めました。
私の制作の根本にある風景は、旅をした時に、少数民族が身につけていた民族衣装が自然の中に花が咲いている風景に見えたことです。
人が作ったものが、風景の一部になり、美しく不思議にそこに存在している。
そこには、代々受け継がれてきた技術と、経年変化による素材の魅力、便利なものとはかけ離れた手仕事の温かさがつまっていました。
自分がインスピレーションを受けた様々な風景のカケラから誰かの日常を彩るものを生み出せたら嬉しいです。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

にわのわへは初出展になります。
他のクラフトフェアに参加したことがあり、千葉での出展は2回目なので、制作を発表する場として身近な土地になりました。
一人で制作をしているので、やすり方、火のいれ方、一つとして同じものはなく、均一じゃない手仕事の跡を意識して制作しています。
直したり、リメイクしたり、長く使えるもの、経年変化を楽しめるのも金属の魅力です。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

真鍮とシルバーを素材とした装身具を展示します。
作品が身につけられることで、いつもの日常にまた新たな風景が広がってくれたら幸いです。