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2025.04.10

出展者紹介:菅谷太良(陶磁器)

プロフィール

1978 埼玉県日高市出身
2000 明星大学日本文化学部 生活芸術学科陶芸専攻卒業
2002 明星大学陶芸研究生課程修了
   明石庄作氏に師事
2007 益子町大沢に築窯独立

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

小さな頃から手を動かして物を作ったり絵を描いたりする事が好きで、物心ついた時から自分では普通に就職するなんて考えてもいませんでした!

彫刻をやりたいと思い大学に進学しましたが、ある時友人が専攻していた陶芸に遊びに行った際にやってみろと言うので軽く土を捻ってみたら、これが思う通りにいかなくて難しく、なぜオレに出来ないんだと悔しくて修行に毎日通ってしまい、いつのまにか専攻が変わってしまいました!

この時に湯呑みや飯碗を一心不乱に作り続けたのがきっかけで、職人の手仕事に興味が湧き、大学でお世話になり続けた益子町出身の粘土屋さんに頼み込んで私の師匠の益子で作陶されている明石庄作さんを紹介して頂きました。
師匠には益子民芸陶の基礎を一から教わりさらに陶芸で身を立てていく全てを叩き込んで頂きました。
独立してからは長く使ってもらえるように丁寧でしっかりとした作陶を心掛けています。
しかし最近、作家として制作する上で真面目に過ぎるのが苦になってきました。
そろそろ今までの仕事を壊して、新しい自分の焼き物と向き合う時が来たのかなと思案しております。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

「にわのわ」は私の制作する 
益子町からも近く、器を使って頂く方も多い事から、その年に見て頂きたい新しい器や色の発表の場であり、使って頂く方々と直に向き合い会話しながらこれからの制作のヒントを頂いてます。

独立してから沢山のクラフトフェアに出展しましたが、にわのわのように人と人の繋がりを実感できる独特の空気感のある
クラフトフェアは貴重だと思っています!
今年も皆様と共に「わ」になって盛り上げていきたいと願ってます!

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

「粉引」と言う技法で制作しています。
粉引の温もりある白さを生かしながら釉薬で様々な「色」を器に表現してます。

今年の新緑の佐倉城址公園には、何時もより今までやってみたかった新しい形の器を持って行きたいと思っています!
どうなるか分かりませんが楽しみにしていて下さい!