,

2025.04.16

出展者紹介:中山由紀子[かわらまち木工舎](木工・漆)

プロフィール

1972年  福島県生まれ 福島県須賀川市在住
2005年  子供の椅子づくりをきっかけに 木工製作をはじめる

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

幼かった我が子の椅子づくりをきっかけにはじめた木工製作の中で、カトラリーの製作、新たな表現のひとつとして広葉樹のランプシェードの製作をはじめました。材料には山や森に出かけ間伐作業で出た広葉樹(原木)、私の住んでいる場所は果樹園が多い地域なので古くなり役目を終えた果樹の木なども使用しています。なるべく身近で手に入るものを使い最後まで使い切ることを心がけています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

福島県から出店いたします、木工作家・中山由紀子です。昨年ご縁があり県外初の展示会を船橋市の小さな靴店で開催させていただきました。また今回にわのわへ出店することができまして私にとって千葉県は思い出深い土地となりました。歴史ある佐倉城跡地の公園で大木に見守られながら会場にいるすべての人たちがクラフトを楽しんでいる、にわのわにはそのようなイメージを抱きながら初めて出店させていただきます。たくさんの方に作品をご覧いただけたら幸いです。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

広葉樹を使用したペンダントライトとカトラリーを展示いたします。原木(生木)から削り出したランプシェードは乾燥がすすんでいく過程でゆがみや割れが生じひとつひとつ違った表情です。様々な広葉樹のパターンやスポルテッド、虫喰いのトンネルなどの自然の造形をそのままデザインとして取り入れ無塗装で仕上げています。
残った小さな端材でカトラリーを製作しています。