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2025.04.16

出展者紹介:南馬久志[かぜつち模様染工舎](染織・布)

プロフィール

伊豆の山間部で本建て正藍染を行っています。古代の人に思いを馳せ、現代で健やかな美しい布を作れるように努めています。経験を重ねるごとに広い幅へ興味が湧き、今年から広幅の正藍型染布をお持ちします。土から生まれるテキスタイルをぜひ一度その手にとってください。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

服飾学校の卒業制作でデニムを脱色させたときに、
色や素材の変化に興味を持ち、染屋で修行を決意。
そこから時代に逆行することで先人たちの知恵に触れたことがきっかけです。染屋時代に経験させていただいた感動が今も初期衝動で、大切にしていることかもしれません。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

にわのわに抱いているイメージは、生きる力を養うような、健やかな安全なコミニティーと捉えてます。子供と大人が健やかに遊びながら学べるにわのわの場は、初めて会ったばかりなのに安心感があるような、参加される皆様の心地よい心の模様があの場所に反映されているんだろうなと思っています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

前から挑戦してきた広幅の型染布を展示します。
昨年の晩夏頃から工房の床を引き剥がして、スコップ1本で2.5mほどの穴を掘り、専用の藍甕を設置しました。145cm幅の布地を染めることが可能になりました。ぜひご覧いただければと思います。