2025.05.01
出展者紹介:松野栄治・マツノミカ[硝子屋 PRATO PINO](ガラス/夫婦・家族枠)

プロフィール
松野栄治 岐阜出身 マツノミカ 東京出身
学生時代デザインを学び、吹きガラス工場勤務、その後、千葉県山武市 九十九里浜の近くの地に吹きガラスアトリエを構え、日々制作しています。
—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。
松野栄治 幼少期はテレビ番組「のっぽさん」を喜んで観ていました。小学生の夏休みの図工の宿題の様な自分で何かを考えて作る事が好きで、何かを作るそんな仕事がしたいと思い学生時代に色々なクラフト素材にふれてみて吹きガラスを生業にしたいと思い、今に至ります。あと岐阜にいたころは「吉本新喜劇」も喜んで観てました。作品によってはユーモア、楽しめる事を取り入れてますがその様な影響もあるのかなと思います。 もう長くこの仕事してますが、作る時はいつも懸命な顔をしてると思います。大切にしたい事です。
マツノミカ
学生の頃インテリアに興味を持ち、就職先ではカーペンターを経験。その後インテリアデザインを学びましたがそれらの経験から ”考えて作れる仕事” をしたいと思いガラスの道に進み、現在に至ります。
生活や空間になじむ、使いやすいものを提案すること、日々の生活の中でささやかだけれど豊かな気持ちになっていただける、そんなものづくりを大切にしています。
—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。
この地に築炉して今年で20年を迎えます。毎年1年のうちほぼ11ヶ月はガラス炉の火を灯し続けて日々制作をするスタイルをとっており、あまり出掛けない、いわゆる引きこもりスタイルな感じで変わらず大概をアトリエで過ごしています。
もう何年も色々なクラフトイベントに出店をさせて頂いてますが、子供達も店番に来てくれたり、1番力がいれられるのは「にわのわ」です。
千葉を楽しむ日、「わ」に参加させて頂ける日と私には特別なイベントになっております。
(感謝を込めて にわのわ ボランティアスタッフにも参加させて頂いてます。この様な場をありがとうございます。)
—ご夫婦(ご家族)ではどんな役割分担がありますか?
日々主に作ってるのは栄治の方ですが、各々自分の作品を作ります。2人で作らないとできない作品はミカがサポートしてくれています。 その他窯管理や出展などは栄治が、受注、発送、経理もろもろ雑務まではミカが担当です。
—ご夫婦(ご家族)でものづくりされていいところ、困るところを教えてください。
基本的に考えた作品は各々自分で作り、一応分かり易いように『栄治』、『ミカ』とどちらの作品かと云う分別はありますが、アドバイスをしあって、その様な隔てがないのは夫婦ならではかな…とも思います。
ミカがデザイン、私が制作の作品もあります。
その代わりお互い引かない時もよくありますが…。
四六時中仕事から離れられないのが困るところです…
とは云え、季節の置物シリーズは 私とミカと二人で制作しています。長年一緒にいるからこその阿吽の呼吸で作っているんですよ。
—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。
よく此方のガラスは質が良いですねと声をかけて頂くことがあります。はい、きれいなガラスが溶ける様にとそれなりに努力しています。そんな中、制作する工程の中でどうしても出てきてしまうガラスのクズがあります。それを丁寧に分別して集めて溶かすと緑色の再生ガラスができます。毎年限られた期間だけの制作ですが何か有効に作品に取り入れられないかと試行錯誤していまして、クリアベースの作品の他にその作品達も並びます。
栄治は制作の合間の時間を縫って近所の海でサーフィンや庭で焚き火をして遊んでいます。そんなシチュエーション(焚き火、酒、自然)をより楽しめる作品達を作る様にもなりましてその栄治シリーズ。酒器もご好評です。
ミカの提案しているシンプルシリーズ
定番のグラスや花器の他、雛人形、兜など季節の置き物もご覧頂きたいと思います。
- E-mail:info@pratopino.com
- ホームページ:https://pratopino.wixsite.com/website
- facebook:https://www.facebook.com/glass.PratoPino
- instagram:https://www.instagram.com/prato_pino_shop/