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2025.05.01

出展者紹介:丸山浩通・丸山史子[キトツチ](その他/夫婦・家族枠)

プロフィール

2009年 長野県安曇野市へ移住。陶房白露で陶芸を学び始める。
2018年 独学の木工作家の夫とキトツチとして長野県を中心に活動を始める。
現在農業も始め、県内外の企画展、フェアで活動中。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

丸山浩通
木工との出会いはある日立ち寄った馴染みのホームセンターの気なしに通りかかった銘木コーナー。そこにあったホンジュラスローズに私は目を奪われました。杢目の美しさ、重厚さ。「この木は何の為にここにあるのだろう」「私はなぜこの木を手に取ったのだろう」
気づけばその答えも出ないままホンジュラスローズと木工ナイフを握りしめレジに向かっていました。その日の夜から木工ナイフと中学校時代に授業で使った彫刻刀でスプーンを作り始めました。
私は木の割れや曲がり虫喰い、入り皮と言った一見その木の価値を下げてしまう様な所にその木が生きてきた証や個性を感じます。そう言った物を最大限に活かしながら形にする事を大事にしています。

丸山史子
焼き物を通して錆びた鉄柵、崩れそうな土蔵、剥がれかけたペンキの壁など長い年月を経て見えてくる日常の自然現象を表現しています。
千葉県で展示させてもらうのは今回が初めてとなりますが日本で有数のクラフトイベントと感じております。これを機に千葉を知るきっかけと自分達を知ってもらう場になればと考えております。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

丸山浩通
長野県安曇野市で山からインスピレーションをもらいながら制作しております。
千葉との関わりはクラフトや山の友人が千葉出身という事ぐらいであまりありませんでした。この機会に千葉の素晴らしさを知り、繋がりがよりディープなものになっていけたら嬉しいです。

丸山史子
焼き物を通して錆びた鉄柵、崩れそうな土蔵、剥がれかけたペンキの壁など長い年月を経て見えてくる日常の自然現象を表現しています。
千葉県で展示させてもらうのは今回が初めてとなりますが日本で有数のクラフトイベントと感じております。これを機に千葉を知るきっかけと自分達を知ってもらう場になればと考えております。

—ご夫婦(ご家族)ではどんな役割分担がありますか?

作品に対する相談役です。
私達はジャンルが違う作家の為既存の方法に捉われない意見交換が出来るところです。

—ご夫婦(ご家族)でものづくりされていいところ、困るところを教えてください。

丸山浩通
陶芸と木工ジャンルは違う作家の為息詰まった時に違う目線で意見交換が出来る反面、譲れない部分に話題がなった場合に喧嘩の原因になってしまう事があります。笑

丸山史子
いいところは作家同士なので色々相談できたり、出店時協力出来る事です。
困るところは時間を作り合う事です。子育てと創作で毎日が目まぐるしくてなるべく無駄な時間を作らない様夫婦で分担しています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

丸山浩通
にわのわでは木でシェードを作成したペンダントライト、コップや茶碗が並ぶ予定です。その中でもペンダントライトはありそうでなさそうな、美しくもほっこりする作品に仕上がっております。

丸山史子
今回はヒビ割れのオーバル皿やプレートを中心に展示していこうと考えております。見どころは経年劣化した現象とうつわという本来なら相容れないモノを合わせた所です。