2025.05.02
出展者紹介:房総竹部(その他/工房枠)

プロフィール
別府にある大分県立竹工芸訓練センターで竹細工を学んだ田崎建が2019年に創部。「有り余る竹で生業を創る」をモットーに活動中。全国24ヵ所で竹細工講座を開催し、竹の新たな「生かし方」を模索している。
—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。
誰も生かしてない竹林があったから。
竹という「一生材料に困らない」素材が有り余るほどにあったから。
そんな理由で始めた竹細工。
やればやるほど竹の持つ無限の可能性に魅了され、欲が出てくる。
新しい景色が見たい。
見たことのないものを作りたい。
竹でしかできない、美しい形を作りたい。
全て竹のみで作りたい。
—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。
我々は、我々の拠点である「部室」周辺に生えている竹を使って、モノづくりを行なっています。千葉県は全国的に見ても、相当に竹林の多い地域。それはかつて千葉では多くの人が竹を生かしていたことを意味します。
しかしいつしか「生かす人」がいなくなり、竹だけが残った。我々は、現代の感覚を取り入れつつも、かつての「生かす人たち」に学び、竹の声に耳を傾けながら、確かな技術と柔軟な発想によって、「竹の新たな生かし方」を模索しています。
にわのわは竹細工を始める前から知っていた、いわば憧れの場所。そこに手仕事を通して、当事者として関われることを誇りに思います。
—工房枠でのご出展となりますが、どのような仲間の集まりなのか教えてください。
我々の仲間は全員、元は房総竹部の竹細工講座を受講した参加者です。我々は竹細工の他にも専門性を持ちつつ、講座修了後も共に日々手を動かし続け、関係と技術を深めてきました。そんな仲間たちで、少しずつ生業創りを行なっており、今回の出展もその一環です。
—役割分担はあるのでしょうか?
役割分担はありません。分業制ではなく、全員が竹切りから全ての工程を行います。
—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。
日頃から様々なものを竹で作っていますが、今回は「竹ランプシェード」に絞って、様々な編み方、様々な形の作品を展示販売する予定です。竹という素材でしか実現できない、柔らかくて暖かい光を、ぜひ自宅でも楽しんでもらいたいです。
- 電話番号:080-8082-9621
- E-mail:tianqijian1979@gmail.com
- ホームページ:https://bosobamboo.jimdofree.com/
- facebook:https://www.facebook.com/bosobambooclub
- instagram:https://www.instagram.com/boso_bambooclub