2025.05.25
隣接施設のご案内「国立歴史民俗博物館」「くらしの植物苑」

にわのわ会場の佐倉城址公園に隣接する国立歴史民俗博物館は、「歴博(れきはく)」の愛称で親しまれています。
歴博の展示は先史・古代から現代に至るまでの日本の歴史・文化の流れのなかから重要なテーマを選び、生活史に重点を置いて構成されています。第1展示室から第3展示室は、先史・古代から中世を経て近世まで、第4展示室は日本列島の民俗文化、第5展示室から第6展示室は近代・現代の展示です(現在、第5展示室はリニューアル工事で閉室中)。
展示資料は、実物資料はもちろんのこと、精密な複製資料や製作当時の学問的水準に裏付けられたジオラマや復元模型なども積極的に採り入れ、このほかグラフィッパネルやタッチパネル、映像資料などの補助手段も用いることで、日本の歴史と文化について誰もが容易に理解を深められるよう工夫されています。また、お子様にも楽しく学んでいただけます体験型の展示コーナーの寺子屋「れきはく」と「たいけんれきはく」もあります。
現在、歴博では、第4展示室特集展示「明治の神道家―旧幕臣秋山光條とその資料―」を7月27日(日)まで開催中です。幕末の江戸町奉行所関係の資料や明治維新後に神官として各地の神社で勤務した秋山光條の国学・神道関連資料から、明治維新前後に大きく変わった旧幕府の役人の生き方について足跡をたどる内容です。
これから夏に向かって、第3展示室では特集展示「生田コレクション 胴鼓」を7月23日(水)~8月31日(日)、くらしの植物苑特別企画「伝統の朝顔」を8月6日(水)~8月31日(日)を会期に開催します。
胴鼓は、能楽で使用される楽器の鼓(小鼓・大鼓・太鼓)の音を共鳴させる筒の部分で、表面に施された多彩な蒔絵装飾などは美術史の研究資料でもあります。
くらしの植物苑では毎年、朝顔とは思えない変わった花形や葉形の変化朝顔を展示します。「えっ!これが朝顔?」と思えるような江戸時代から伝統的に栽培されて楽しまれてきた変化朝顔の世界をご堪能ください。
その他、歴博の詳細は、Webサイト https://www.rekihaku.ac.jp をご覧ください。
国立歴史民俗博物館 総合展示(常設)第3室「都市の時代」展示風景
「源氏夕顔蒔絵小鼓胴」国立歴史民俗博物館所蔵
「変化朝顔(青蜻蛉丸笹葉紅覆輪切咲牡丹)」くらしの植物苑
「国立歴史民俗博物館」「くらしの植物苑」
千葉県佐倉市城内町117
050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:3~9月 9:30~17:00、10~2月 9:30~16:30 ※入館は閉館の30分前まで
開苑時間:9:30-16:30(通年) ※入館は閉苑の30分前まで
休館日:毎週月曜日(休日の場合は開館・開苑し、翌平日休館・休苑 ※2025年8月12日(火)は開館・開苑)
年末年始(2025年12月27日〜2026年1月6日)
2025年5月13日(火)、6月3日(火)、7月1日(火)、8月5日(火)、9月2日(火)、10月7日(火)、12月23日(火)、2026年2月3日(火)、3月3日(火)は休館いたします。
※その他館内メンテナンス及び悪天候等のため臨時休館・休苑する場合あり