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2026.04.20

出展者紹介:中村憲一郎[スカンクとアルマジロ](皮革)

プロフィール

私は革でものづくりをしています。
自分の頭と手をつかって、手作業だからこそできるということを意識しています。
手縫いや手裁ちを生かした革もの、端材によるおきものなど、生きものの革といういただきもの、余すことのないようにしたいと思っています。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

革でのものづくりをはじめたのは高校生の頃からになります。
初めの頃は自分の欲しいものを制作して楽しんでいましたが、友人に頼まれてお財布を制作したことがひとつのきっかけになっていると思います。
自分が一生懸命つくったものを本当に喜んでくれて、毎日つかってくれて、とても嬉しかったことを覚えています。

自分の頭で考えて、自分の手を動かして、ひとつのものをつくり上げる。
そして使い手の方に喜んでもらえる。
とても単純ですが、それに尽きると思っています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

大学にて建築を学び、就職しましたが、在学中から好きで続けていた革細工が諦められず、革職人として歩み始めました。
手縫いでつくる伝統的なつくり込まれた鞄が好きでしたが、ひとつに大きな時間をかけて制作するような鞄は、仕事として成立させることが難しく、バイトをしながら続けていました。
そんな中、クラフト出展をしていく中で、徐々に自分らしいものづくりをするということに惹かれるようになり、つくるものも随分と変化し、今があります。
ものだけでなく自分自身を受け入れてくれるような、つくり手とつかい手が直接顔を合わせて気持ちを伝え合えることができる場が、私自身とても居心地がよく、今ではクラフト出展が主軸となっています。

ありがたいことに今年も出展させていただけることになりました。
なかなか変化していかない自分自身ではありますが、新たな一面をお見せできればと思っています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

手縫いや手裁ちを生かした革ものを展示できればと思います。
掬い縫いや裁断角の操作など、その方法でしか表現できないことがあります。
下地の操作、柿渋や松煙、胡粉、育てた蓼藍より抽出した沈殿藍を用いた染色にも取り組んでいます。
また端材を細かく刻み、繊維をほぐし、練り上げ、制作したおきものたち。
なかなか数をつくることができませんが、少しづつ大きなものや造形の幅を広げています。
生きものの革といういただきもの、余すことのないようにしたいと思っています。