2026.04.29
出展者紹介:佐々木亮輔・佐々木由貴[Snow hand made](染織・布/夫婦・家族枠)
プロフィール
沖縄県波照間島で染織工房を立ち上げ8年間活動し、その後青森県弘前市へ拠点を移して今年で丸10年になります。
藍や紅花は畑で栽培し染料作りまでしています。主に地元の植物を染料とし織り編み染めで作品を制作しています。
—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。
沖縄県波照間島へ移住した当時はカメラで島の風景を撮影し、ポストカードを制作していました。島の空、海、植物、動物、星などの色があまりに美しかったので、この色を写真以外で残せないものかと考えたのが植物染めの道へ入ったきっかけです。作品の色・形をなるべく長持ちさせる事を最優先事項として染料や染め方、制作技法を考えています。
色が変わっていく事は経年変化と多くのお客様は許容してくださって、むしろ良いと言って下さるのですが、私は声に出さず心の中で経年変化 = 経年劣化と思っています。とても賛否のある考え方なのかもしれません。植物染料を扱う上では避けては通れないものですが、なるべく長く持って欲しいという思いで工程を組んで制作を続けています。
—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。
私は生まれも育ちも神奈川県横浜市です。千葉は子どもの頃から遊び場でした。小さい頃はマザー牧場や鴨川シーワールドによく出かけ、大きくなってからは木更津から九十九里までの海釣り、房総半島山中の亀山、片倉、高滝など湖釣りなどに足しげく通いました。この自然遊びが感性のカケラとして間違いなく入っていると思っています。2018年のにわのわに出た時の会場、お客さんの雰囲気が忘れられず毎年応募していましたが、8年越しに出展が叶いました。とてもありがたく嬉しいです。
—ご夫婦(ご家族)ではどんな役割分担がありますか?
大きく分けると、栽培・染め・商品化が夫である私の役割、染め上がった生地や糸を使って織りや編み、刺繍などをするのが妻の役割です。コンセプトと色味だけを伝えて、デザインと制作を妻に任せるという場合もあれば、1から一緒に作り上げる事もあります。
—ご夫婦(ご家族)でものづくりされていいところ、困るところを教えてください。
いつでもすぐに思いやコンセプトを確認できたり共有できるところはとても良いです。疑問があれば食事中でもミーティングできるところは最高です。困るところはONとOFFの境が無くなってしまいがちなところです。24時間365日が仕事日になってしまう事が多々あります。
—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。
地元の植物や栽培した藍を使って染めた糸から生まれるアクセサリーや布物が並びます。地元のものに強く拘り「ここでやる意味」を詰め込んだ作品たちを見ていただきたいです。
今までは単色のものが多かったのですが、年齢的に人の「生」と「死」に触れることが多くなり生死観について考える時間が増えました。人は皆、無意識のうちに多くの人、モノに支えられ、そして多くの人やモノを支えているんだと気が付きました。その生死観を落とし込んだカラフルで複雑な作品もぜひ見ていただきたいです。
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