2017.04.02
出展者紹介:阿久津忠男
推薦作家としてご出展いただく、阿久津忠男さんのご紹介です。
プロフィール
1950年 栃木県高根沢町うまれ 高崎市 足利で育つ
栃木高校・青山学院大学卒業
栃木県立窯業指導卒 広崎裕哉氏に師事
1975年 益子町上大羽栗生滝の入須恵器窯跡隣に築窯独立
1976年 東京セントラル絵画館
しぶや黒田陶苑・たち吉・日本橋髙島屋
取扱店 民芸店ましこ/Pejite/CPCM
—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。
学校を終えて頭で考えず益子の大地に自ら種となって生きることを決めました。
土から作り出す己がどんなふうになっていくのか。
茄子が青紫に人参がオレンジ色に成るように、私が瑠璃のウツワにごく自然に成れるのが良いかなと思います。
—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。
紀伊半島・千葉・益子・にわのわの輪。
古代の人たちは紀伊の国から船でたどり着いたのが千葉の海岸。 同一地名が多い様です。
さらに川をさかのぼり霞ケ浦の畔で勢力を蓄え 小貝川を上り益子の地へ棲みついたのが紀氏出自の益子氏!
その益子で奈良・平安の時代には 須恵器の一大生産地となり今の益子の条件が揃っていきます。
紀伊から千葉、そして益子へと輪がつながっていくことに感謝いたします!
—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。
深い海の瑠璃色の器を中心に展示したいと思います。
滝の入須恵器窯跡の隣の工房より周りの沢々から採集した原土から作り出した器も併せて展示できればと思います。
阿久津忠男さん、ありがとうございました。
〒321-4212 栃木県芳賀郡益子町上大羽2949-11
電話番号:0285-72-0359
mskumiko@apricot.ocn.ne.jp