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2017.04.09

出展者紹介:内山直人

55uchiyama

内山直人さんのご紹介です。

プロフィール

1982年岡山県倉敷市に生まれ立命館大学文学部卒業後、2005年ころより主に真鍮や銀などの金属を用いて装身具を中心に制作をはじめる。
年4回ほどの個展を中心にグループ展や各地でのクラフトフェアなどに出展。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

父親が彫金家で幼いころから家にものづくりをしている大人が出入りする環境で育ちました。
将来はものづくりをしようと早くから決めていたわけではまったくなかったのですが、そのような家庭環境や周囲の大人の影響は意外に大きかったようです。
ただものづくりの道へは、熟慮して。というよりは飛び込んでいった。というのが正直な心境でした。

ふだんの制作において念頭に置いているのは、飽きが来ず長く使っていただけること、直せること、素材のムダを少なくして始末な(方言のようですが)仕事をすることなどです。
今年でちょうど10年目を迎えるのですが、周囲を見渡すとこの道に進んでいなければ授かることのなかったであろうご縁、既知の間柄であってもこういう関わり方はしていなかっただろうなというご縁ばかりで、よりよいものをつくることを目指すのはもちろんのこと、ご縁を紡いでいく手段、媒体としてのものにもさらに意識を向けていきたいと思っています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

生まれも育ちも岡山県です。千葉県との関わりを思い返してみます。
中学校時代の部活動(ソフトテニス)の遠征で「世界ジュニア」という大会に出場するため長生郡・白子町に滞在しました。
大会の名前の通りかなり広範な地域からの出場があり太平洋を臨むロケーションも手伝ってか、当時の自分が世の中の広さを実感する体験でした。

また、大学生時代アルバイト代を貯めて自身はじめてのヨーロッパとなるスペインへ旅をした際には行きも帰りも成田空港を利用しました。
ですから千葉県に対しては自分がどこか広い世界に結びついていくときの窓口、視野を広げる機会を得るときのきっかけとなった土地としての認識を持っています。

今回「にわのわ」に出展させていただくにあたり、自分の手を経たものを介して千葉県のみなさまとより直接的な交流ができますこと、新たなご縁に恵まれますことを望んでいます。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

真鍮や銀、一部ガラスビーズなどを用いた装身具を中心に出展する予定です。
品目はネックレス、ピアス、イヤリング、ブローチ、リング、ブレスレットなど。
屋外での展示となりますから開放感も大切に品選びを楽しんでいただけるような展示内容を心がけたいと思っています。
素材や技術などに対する質問も歓迎いたします。

内山直人さん、ありがとうございました。

〒710-0004 岡山県倉敷市西坂1088
naoto5744@yahoo.co.jp
https://www.facebook.com/naoto.uthiyama