,

2017.04.13

出展者紹介:鯨井円美

63kujirai

鯨井円美さんのご紹介です。

プロフィール

千葉県千葉市出身
2005年 女子美術大学芸術学部工芸学科入学
2009年 女子美術大学芸術学部工芸学科陶コース卒業
2009年 皮革補修店入社
2011年 茨城県窯業指導所入所
2013年 茨城県窯業指導所修了
2013年 千葉県にて制作活動開始
2016年 茨城県に拠点を移し制作活動中

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

物心ついた時から何かを作ったり描いたりする事が好きでした。「美術に関わる仕事がしたい」と思い続けていたので、高校卒業時に美術大学への進学を決めました。
自分がイメージしたものを自分の手で作りたいという思いが常にあり、大学卒業後はそんな仕事に就きたいと考えていました。現実的にものづくりで生きていく事は可能なのか、どんな方法があるのかを模索して進んで今に至っています。
ものづくりの中で陶芸を選んだのは、育ってきた環境の中で焼き物に触れる経験が多かった事と、形を作ったり組み立てたりする事、出来上がった作品を飾ったり使ったりする事に喜びと手ごたえを感じたからだと思います。

器づくりでは形と機能のバランスが常に課題となっています。
大切なのは器を使って得ることのできる時間や体験、関わりだと思っています。
気の利いた道具であること、優しい形であることで、家族や暮らしの中に寄り添うものづくりがしたいです。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

にわのわを通してご来場される方とたくさん交流できればと思います。
私は千葉が地元なのでものづくりで人の輪が広がり、そして県外からも千葉に来る人が増えると嬉しいです。

にわのわは幅広いジャンルのつくり手が集まるイメージがあります。
普段は関わることのないたくさんの人、作品との出会い、刺激を楽しみにしています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

私自身、コーヒーを淹れたり、お茶を淹れたりする事が好きなので、ティーポットやコーヒーポットを中心にカップ類を展開していきたいと思っています。
鉄分の多い笠間土を使っていて、釉薬(表面のガラス質)と鉄分が反応した色味が特徴です。
カップの内側は白い土を掛けてお茶の色がきれいに見えるようにしています。
最近では中国茶器にも挑戦しているので少しでも展示できればと思っています。

鯨井円美さん、ありがとうございました。

http://marukujira.exblog.jp/