2017.05.10

もののわ出展者紹介:森野春彦(漆具(しっく)塗師)

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もののわに出展していただく森野春彦(漆具(しっく)塗師) さんのご紹介です。

【デモ内容】

『気軽な「金継ぎ」を日常に 〜簡易金継でお気に入りの器をよみがえらせよう〜』
カブレない代用漆を使った簡易金継ぎのデモンストレーションをします。
キットの販売もありますのでぜひご家庭で楽しんで下さい。

・時間:随時
・定員:なし
・対象:どなたでも
・持ち物:なし
・参加費:見学無料・簡易金継ぎのキット販売3500円
・受付方法:随時デモンストレーションで使用方法をお見せします。

—千葉への想いを含めた自己紹介・お店紹介をお願いします。

漆塗師の森野春彦です。
鎌倉彫りの工房で漆塗りを学び、43歳の春から神奈川県の大磯町にある今古今(コンココン)という施設内に工房を借り、大磯発信の漆のブランドとして、漆を纏う暮らしの道具を作る「漆具(シック)」という名前で活動を始めました。
作業が丸見えのガラス張りの工房ですので、同じ施設内にある日日食堂のお客さんに見られながら塗り作業をしたり、漆に興味のある方とお話ししたりしています。
月に4日天然の漆を使った金継ぎ教室を開催していますが、今回は漆を使用しない「簡易金継ぎ」のデモンストレーションと「簡易金継ぎセット」の販売をさせて頂きます。

千葉と言えば、買ったばかりのヤマハSR400というバイクに乗って、季節は春先、横須賀の久里浜港から出ている東京湾フェリーで千葉県は豊津市の金谷へ渡り内房なぎさライン〜房総フラーワーラインを走った事を思い出します。
当時は2度目位のツーリングだったので、よく晴れた空模様や美しい海岸線が印象深く記憶に残っています。

—「にわのわ」というイベントや、「もののわ」というテーマについて想いを語ってください。

今回が初めての参加です。
もともと金継ぎとは、欠けてしまったり割れてしまった陶磁器を漆で「ついで」、継いだ部分を美しく見せるために金粉を蒔いて器に新しい価値を加えて甦らせる修理技法です。
「つながる つなげる 手しごとのわ」という事で、金継ぎには興味はあるけど天然の漆を使うのはちょっと…と思われている方や自宅でもすぐに金継ぎをしてみたいという方と漆を使用しない「簡易金継ぎ」を通して「わ」がつながれば良いなと思っています。

森野春彦さん、ありがとうございました。