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2018.05.01

出展者紹介:村上祐仁(陶磁)

26_murakami

プロフィール

1985年 福岡県直方市生まれ
高校卒業後、多治見市陶磁器意匠研究所に入所
陶芸家・青木良太氏のアシスタントを経て岐阜市にて独立
2015年に静岡県藤枝市、限界集落でもある山深い大久保に移住
現在、国内外での個展・グループ展にて幅広く作品を発表

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

中学生の頃から職人になりたいという気持ちがあり、高校卒業後陶芸の道に入りました。
どんな時代でもどんな世の中でも人の手が生み出すものは、普遍的な魅力があるものだと思っています。
自分の作品はまだまだ未熟なところもありますが、皆さんの手に渡って、少しでも日々の生活を確かなもの、豊かなものにするお手伝いが出来たらいいな、という想いで制作をしています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

僕は1985年福岡の直方市で生まれました。高校卒業後は岐阜県の多治見市陶磁器意匠研究所に入所し、卒業後は青木良太氏のアシスタントを経て岐阜市にて独立しました。それからずっと岐阜市で制作をしていましたが2015年、結婚をきっかけに 静岡県藤枝市の山奥にある大久保集落に移住しました。今は子供も生まれ、大自然の中で土と向き合う日々です。厳しくも美しい自然は様々な気付きを与えてくれます。

千葉には、夷隅郡大多喜町にある焙煎香房 抱さんで器を使って頂いたご縁がきっかけで、何度か足を運んでいます。昨年は「くらしずく」というイベントにも出店させて頂きましたが、この房総にはなんて面白い人がたくさんいるんだろう!と驚きました。

にわのわでもどんな出会いが待っているのか、とても楽しみです。
僕はアフロ級の天然パーマなので、会場で是非探してみて下さい。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

器は手に取って下さる方々に、お料理や気持ちをのせてもらうことで初めて完成します。
なので、常に手にして下さる方々の背景をイメージしながら制作をしています。

器は無意識の中で手にしたり、口にしたり、机に置いたりするものです。
だからこそ、肌や唇に触れる感覚に繊細であること、机や食器棚にも優しい仕上がりを心がけています。

また、シンプルな形だからこそ、そのラインの美しさにはこだわり、
毎日の何気ない時間を、特別なものに演出してくれる、そんなフォルムを目指しています。

何より、使って下さる方が笑顔になって欲しい!そんな想いで器をつくっています。

ホームページ:https://yuji-murakami.shopinfo.jp/