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2018.05.01

出展者紹介:森屋茉莉子(ガラス)

72_moriya

プロフィール

山梨県出身
パン職人として働いたのち
東京ガラス工芸研究所で学ぶ

ガラスのキルンワーク、主にパート・ド・ヴェール技法で器を中心に制作

昨年より山梨から八王子へ作業場を移す

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

小さな頃から手を動かすことがすきでした。折り紙や編み物。没頭する時間が楽しくて、至福。下校後は彫刻刀でひたすら彫っている小中学生でした。(笑)
子供の頃ガラス工房で制作現場を見たわくわく感、美術館でガラスの表情に心を動かされたことがガラスを始めたきっかけです。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

私は8年のパン職人ののち、パン屋で働きながらガラスを学びはじめました。ガラスには色々な制作技法がありますが、特にパート・ド・ヴェールはパン作りに似ていてびっくり。秤、篩に麺棒に。こねて形を作り、窯で焼いて出来上がり。すんなりと手に馴染みました。

作家活動を始めたばかりの頃初めて百貨店にて催事出展させていただいた場所が伊勢丹松戸店でした。3年がたち、ふたたび千葉で展示する機会が頂けて嬉しく思います。
パン職人時代から千葉へはパン屋さん巡りで訪れていました。千葉の食材、気候や土地柄、人柄もパンの中に入っています。作品も同じで、千葉の入った作品、作家達。にわのわのわの中に加わりどんな展示ができるのか楽しみにしています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

私が制作しているパート・ド・ヴェール技法は土をこねるところから始まります。土を削り出すとき、型のレリーフを作るときも情景を思い描いて手を動かしています。例えば山と自分の間の空気をガラスの肌の内側にも外側にも作れたらと制作しています。
器を中心に小さなパンのオブジェ、装身具も展示予定です。

E-mail:moriyamariko@gmail.com