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2019.04.30

出展者紹介:村上祐仁(陶磁)

プロフィール

1985年福岡県直方市生まれ
高校卒業後陶芸の道へ進む
多治見市陶磁器意匠研究所卒業後、陶芸家・青木良太氏のアシスタントを経て岐阜市にて独立
2015年に藤枝市最奥部、山深い大久保集落に移住
自然に鍛えられる日々
トレードマークは天然パーマ

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

中学生の頃から職人になりたいという気持ちがあり、高校卒業後陶芸の道に入りました。
どんな時代でもどんな世の中でも人の手が生み出すものは、普遍的な魅力があるものだと思っています。
私の器が皆さんの手に渡って、少しでも日々の生活を確かなもの、豊かなものにするお手伝いが出来たらいいな、という想いで制作をしています。
どんな小さなことにも心を込めて丁寧に。手を抜かず正直にものづくりに向き合いたいと思っています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

私は1985年福岡の直方市で生まれました。高校卒業後は岐阜県の多治見市陶磁器意匠研究所に入所し、卒業後は青木良太氏のアシスタントを経て岐阜市にて独立しました。それからずっと岐阜市で制作をしていましたが2015年、結婚をきっかけに 静岡県藤枝市の山奥にある大久保集落に移住しました。限界集落と呼ばれる小さな集落ですが、今の日本が失おうとしている大切なものがまだたくさん残っている素敵な場所です。
現在は子供も二人生まれ、大自然の中で土と子供達に向き合う日々を送っています。
厳しくも美しい自然は私たちに様々な気付きを与えてくれます。
千葉には、夷隅郡大多喜町にある焙煎香房 抱さんで器を使って頂いたご縁がきっかけで、何度か足を運んでいます。昨年の「にわのわ」そして「くらしずく」というイベントにも2年連続で出店させて頂いていますが、この房総にはなんて面白い人がたくさんいるんだろう!と驚きました。人生を豊かに、自分らしく生きている方が多いように感じています。
今回もどんな出会いが待っているのか楽しみです!
僕はアフロ級の天然パーマなので、会場で是非探してみて下さい。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

器は手に取って下さる方々に、お料理や気持ちをのせてもらうことで初めて完成します。
なので、常に手にして下さる方々の背景をイメージしながら制作をしています。
器は無意識の中で手にしたり、口にしたり、机に置いたりするものです。
だからこそ、肌や唇に触れる感覚に繊細であること、机や食器棚にも優しい仕上がりを心がけています。
また、シンプルな形だからこそ、そのラインの美しさにはこだわり、毎日の何気ない時間を、特別なものに演出してくれる、そんなフォルムを目指しています。
シンプルで目立つところのない器たちですが、直感で感じるままに楽しんで頂けたらと思います。

E-mail:curu9696@yahoo.co.jp
ホームページ:https://yuji-murakami.shopinfo.jp/