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2019.05.03

出展者紹介:高際有希・高際望[高際紡糸製作所](染色・羊毛/夫婦・家族枠)

プロフィール

「染色・糸紡ぎ」は夫婦で、「編む」は妻が担当しています。
「四季を通して藍色を楽しむ」をコンセプトに、季節によって素材をかえて藍染や草木染め、紡ぎをほどこし作品に仕上げています。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

妻は小学生の頃から編み物を始め、帽子メーカーでのデザインやサンプル製作を経て、退職後ニット作家活動を始めました。
夫は自宅にある紡ぎ車に興味を持ち、糸紡ぎ、染色を独学で始め、2017年夫婦共同で「高際紡糸製作所」として活動を開始しました。

こだわりは「藍色」と「原毛」の色です。
天然素材を使い藍染をして作品を作っているのですが、原毛は羊そのものの色を活かしたいのでできるだけ染めずに紡いでいます。
「藍色」と「原毛」の掛け合いを楽しんでいます。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

夫婦で「染色、紡ぎ、編み」作品を作っています。
千葉とのつながりは昨年「工房からの風」に出展させて頂きました。
にわのわには遊びに行くたび、ワクワクした気持ちになりました。
いつか出店できれば良いなと思っていたので、出店が決まりとても嬉しいです。
今までは来場者として楽しませて頂きましたが、今回は出展者として作品を見て頂けるのがとても楽しみでワクワクしています。

—ご夫婦(ご家族)ではどんな役割分担がありますか?

「染色・糸紡ぎ」は夫婦で、「編む」は妻が担当しています。
元々妻は仕事として編み物をしていたのですが、そこから素材自体に興味が深まり糸紡ぎを始めました。
今度は自宅アトリエにある紡ぎ車に夫が興味を持ち、糸紡ぎ、染色を始めました。
糸紡ぎは個性が出るので二人それぞれが紡いだ素材を掛け合わせて作品に仕上げるのが楽しいです。

—ご夫婦(ご家族)でものづくりされていいところ、困るところを教えてください。

お互いが素材探しにアンテナを張っているので、「こんな原毛見つけたよ」と情報交換しながら素材探しをするのが楽しいです。
同じ素材を使っても出来上がる糸の表情が違うのも面白く、それを掛け合わせて「どんなものを編もう」と考える事も楽しみの一つ。
困るところは今のところありません。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

「四季を通して藍色を楽しむ」をコンセプトに、季節によって素材をかえて、藍染や草木染め、紡ぎをほどこし作品に仕上げています。
にわのはでは麻素材のバッグ、ラフィアの帽子などを中心に手紡ぎ作品も展示します。
「藍色」の濃淡、「原毛」の自然な色、一つとして同じ色はないので、見比べて頂きたいです。

ホームページ:http://chiot-r.com
instagram:https://www.instagram.com/yuki_takagiwa