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2019.04.12

出展者紹介:北野史(木工・漆)

プロフィール

千葉県に生まれる。
県外にて一人暮らしなどもしつつ17年ほど千葉に住む。
大学で木工を学び、研究室助手を経て大学院でさらに木工に取り組む。
現在は宮城県にて制作。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

ものづくりのきっかけはたくさんあったっと思います。中学生の時に洋服を自分で作れるようになったことがとても嬉しかったのを覚えています。
その時に自分の手で作る喜びを知り、まだ世の中にないものを自分は作れるんだとワクワクしていました。
その後美術大学へ進み木工を選びました。洋裁で体験した気持ちを今度は木工を通して経験しました。
制作を進めていく中で自分の道具が少しずつ増えていきます。
自分用に仕立てた刃物で、彫った面がキラリと見えるのが楽しく、木工を好きになったきっかけでした。
道具が増えるたびに心強くなり、また木工の難しさや奥深さを感じます。
制作の中で刃物研ぐ時間はとても重要です。煮詰まった頭の整理ができます。研ぎ終わる頃になんだかすっきりして切れ味の良い刃物で制作 
に望めます。どんどん減っていく刃と砥石を眺めながら、納得いく仕事ができているかなと自問しながら制作しています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

千葉での展示は初めてです。初のにわのわ参加になります。
宮城から向かいますが、実家が千葉なので帰ってきたという感じになるのでしょうか。
つかい手の方に『はっ』と目を留めてもらえる作品を持っていきたいと思います。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

見るもの、使うもの、身に付けるもの。
木と糸、布を使った作品も制作しています。
並べる、吊るす、立てかける。
展示も一つの作品としていい空間を見せれればと思います。

外で見た印象と自宅に持って帰った印象は異なります。
じっくりじっくり時間をかけて家での作品との関わりをイメージしながら見ていただきたいと思います。

住所:〒981-0942 宮城県仙台市青葉区貝ヶ森6-5-11
電話番号:090-1777-6330
E-mail:fuminimal@gmail.com
ホームページ:https://www.fumikitano.com/
instagram:https://www.instagram.com/fumi23kitano