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2020.04.03

出展者紹介:阿部有希(陶磁)

プロフィール

1983愛知県生まれ
2006筑波大学芸術専門学群建築デザイン専攻卒業
2009多治見市陶磁器意匠研究所修了
建築設計の仕事を経て、
2014より地元愛知で作陶をしています。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

なんとなく、小さい頃から手を動かすことが好きでした。

建築を専攻していた学生時代、図面と模型とプレゼンパネルは作るのに、肝心の建築作品を作ることができない(当たり前)もどかしさから、版画、洋画、写真など自分の作品を自分の手で作り上げられる実習をたくさん履修しました。
そんな中で、奥が深くて面白さを感じた陶芸をもう少し学んでみようと多治見へ向かいました。

建築設計の現場では、木、土、鉄、コンクリートなど、様々な素材と柔軟に向き合う職人の技に見惚れる毎日。
個々の素材を尊重し扱う方法を学んだ気がします。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

土がつくり出す質感や模様のおもしろさを大切に作陶しています。
細かな土の罅(ヒビ)模様、釉薬の肌触りなど
手にとって、土が見せる表情を感じていただけると嬉しいです。

千葉でのクラフトイベントに参加する機会が多くなりました。
この地を訪れるたびに、声をかけてくださったり熱心に質問をしてくださる千葉の方々と触れ、
工芸に興味を持ち、また暮らしに息づいている、そんな空気を感じています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

罅(ヒビ)で模様を描いた罅絵や鉄絵の器、
炭化焼成した装身具やオブジェなどなど、
土の面白い表情を楽しんでいただける作品を準備していきたいと思っています。

ホームページ:https://u–abe.wixsite.com/u–abe
instagram:https://www.instagram.com/uuabe/