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2020.05.06

出展者紹介:一ツ松綾乃(陶磁)

※2020年のにわのわは1年延期となりましたが、出展を予定していたすべての方をご紹介させていただきます。
一日もはやく安心して暮らせる日常が戻り、来年また、あの緑の芝生でみなさまの笑顔とお会いできることを祈っております。

プロフィール

1983年 生まれる
2003年 中部大学 応用生物学部  
            環境科学学科 中退
2004年 フラフラ
2010年 まだフラフラ
流れ流れ、、
2015年 とこなめ陶の森 陶芸研究所 入所
2017年 とこなめ陶の森 陶芸研究所 終了
以降 、常滑市内の貸工房にて「和紙染」という染付け中心に制作しております。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

30になるまでやきものには興味がありませんでした。仕事の関係でやきものの産地である常滑に引っ越ししたのがきっかけで、この道に入らせていただきました。

ものづくりの際に気をつけていることは、「気持ち」です。作っているときの調子や感じで、それはどんなものになるか色々で自分でもわかりません。
ですが、共通して私の心にあるのは、
「この子達は(作っている作品)は私の知らないところに旅立って、私の知らない人たちと私の知らない体験をしていくんだろうな。そしてその中のどれか1点でも私より長生きして、私の知らない時代を見てくれるのかもしれない。」
と、ワクワクしながら、そしてたまに苦しみ、そしてまたワクワクしながら制作しております。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

はじめまして。白土に「和紙染」という技法で染付したやきものを制作しております。

にわのわさんの出展が関東での初出展になるので、入選の結果をいただいたときは本当に嬉しかったです。
ですが今まで以上の制作への緊張と、千葉県までの高速道路の緊張で、とにかく緊張です。
これをきっかけに千葉県への人との繋がりや、気持ちが繋がることができて、これから「わ」が作れていけたらと思います。
このチャンスをいただけたことに感謝です。
ありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

にわのわさんでは和紙染の染付けをした食器などのやきものを展示させていただきます。
和紙染とは、切った紙を器に乗せて、そこに色を垂らして器に浸透させ、紙をはがします。それを繰り返すことで、濃淡や、重なりができます。
紙も何種類か使っているので、その紙の質感や、重なりあいもご覧いただければと思います。
模様や生き物たちの表情なども楽しんでいただけたら幸いです。

instagram:https://www.instagram.com/ayanohito