2020.05.07
出展者紹介:廣川温(陶磁)
※2020年のにわのわは1年延期となりましたが、出展を予定していたすべての方をご紹介させていただきます。
一日もはやく安心して暮らせる日常が戻り、来年また、あの緑の芝生でみなさまの笑顔とお会いできることを祈っております。
プロフィール
1984年 滋賀県生まれ
2008年 多治見市陶磁器意匠研究所 技術コース修了
2012年 信楽窯業技術試験場 素地釉薬科修了
2016年 信楽より益子へ工房を移転
—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。
ものづくりのきっかけは、大学時代、就職活動自体に疑問を持ったことが大きかったように思います。ものづくりであれば、学んだことの先に仕事があるように思えたので、ものづくり学び始めました。今となれば、どのような仕事も学びとそれを生かして、次の案件に挑んでいくことは想像できるのですが、当時はそこまで考えも及びませんでした。今でも学んだことが作品に還元できるところは、ものづくりの大きい魅力だと思います。
ものづくりで大切にしていることは、、、難しい質問ですね。その時々で変わっている気もするのですが、最近はかっこいいものを作りたいと思っています。使い続けたかっこよさ、形のかっこよさ。もしかすると美しいという言葉でも言い換えられるかもしれません。自分のつくったものが、もしだれかの普遍的な価値観(かっこいいとか美しい)の琴線に触れるようなものであれば、すごく嬉しいです。
—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。
こんにちは。益子で耐熱の器や炭化焼成、粉引の器を作っている廣川温です。
にわのわには’14、’16、’17、’19とたくさんご縁をいただき、嬉しく思っています。参加させていただくと毎回、スタッフやボランティアさんの熱量に驚かされるので、その熱量に負けないような展示にしたいです。
耐熱の器は、使い続けると経年変化する器でもあります。今までのにわのわでお求めいただいた方で、こんな風合いに変わってきました、こういう使い方をしています、という報告などあればぜひ当日にお声かけください。作家は(僕はですが)喜びます。
—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。
今年のにわのわでは、他に作っている作家さんが少ない耐熱の器と、炭化の器を中心に、昨秋から作り始めた飴釉流しの作品など新しいシリーズも見ていただければ、と考えています。
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