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2022.04.02

出展者紹介:秋山恵理[あしゅ](染織・布)

プロフィール

神奈川県生まれ
女子美術大学 絵画学科 版画コース 卒
  同大学院 美術専攻版画    修了
大学で油絵と版画を学び、卒業後ガラス工芸の会社に就職する為に九十九里へ。
息子にスタイをつくりはじめたのをきっかけに、あしゅとして布小物の制作活動をはじめる。
2019年より布に絵を描きバックに仕立てる制作をはじめ、一点ものをつくる現在の表現をはじめる。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

物心ついたころから、絵を描いたり、なにかつくったりして遊んでいました。
母の洋服が大好きで、タンスをのぞいてはカラフルなワンピースをとりだして着てみてました。
今思えば、この頃から布の肌触りや柄をみるのがすきだったんだろうなと思います。
大学で油絵や版画を、就職でガラス工芸の世界を学びました。いろんな表現があって、その度にちがう刺激をうけつつ、自分の制作を続けていくなかで、今まで点と点だったものが自然とひとつになってきた気がします。
絵と布という昔から好きだった表現と素材にたどりつき、今、バックをつくっています。
ものづくりでのこだわりは、誰かにつかってもらってこそなので機能的なところはもちろん必要ですが、そこにちょっとだけ非日常を感じてもらえるように、あれ?なんだろう?と思える余白のようなものを感じてもらえる部分を入れるようにしています。
同じものを同時に何個も何百個も機械で生産をしているわけではなく、ひとつひとつすべての工程を手作業でできるからこそそういった要素をいれることができます。
そういったものづくりに自分自身がいちばんワクワクできることがとても幸せだなと思います。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

はじめまして。
あしゅという名前で活動しております。
就職を機に千葉県にやってきて、はやいもので人生の半分ほどを千葉で過ごしています。
実家を出て千葉にきたてのさみしかった頃、この土地の大きな空や海、田んぼのあおあおとした景色に何度も励まされました。
今では私の制作の源となっている千葉の雄大な自然。
出会う人々みな優しくあたたかくて、大好きな場所です。
そんな千葉の方々が千葉のことを想いつくりあげた、にわのわに初めて出展させていただけることをとても嬉しく思います。
にわのわは、ひらがな四文字のやわらかい音のとおり、人に優しくあったかいキラキラした光のイメージです。
大好きな千葉に恩返しできるように、すてきな空間をつくれたらと思います。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

6月の緑の中にとけこむような、グリーンやブルーの濃淡がきれいなバックをつくりたいと思います。
風を感じてもらえるような空間をつくりたいです。