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2022.04.06

出展者紹介:金津沙矢香(ガラス)

プロフィール

三重県生まれ。
近畿大学文芸学部芸術学科卒業。
在学中にガラスに出会い、卒業後富山ガラス造形研究所で本格的に学ぶ。
その後、富山ガラス工房所属を経て2009年独立。
以降、富山にて制作。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

家族旅行で小樽の吹きガラス工房を訪れ、子供ながらにそのスピード感や溶けたガラスの不思議さが心に残っていました。美術教師を目指して進学した大学で絵画を学んでいましたが、雑誌で吹きガラス教室の記事を見つけ、触ってみたいという思いが再燃し、2つ同時に教室に行くほどガラスに惹かれていきました。卒業後は専門学校や工房で学び、独立、今に至ります。小さい頃からなんでも手作りする母を近くで見ていたことも、ものづくりへ原点だと思います。

誰かの穏やかな時間のお手伝いができたらと思い、制作しています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

2020年のにわのわに初参加の予定でしたが、それは幻となり、今回改めて初めて参加させていただきます。

今、富山で制作しているのは、千葉のガラス工房でのワークショップでの出会いがきっかけです。
どうやったらガラスを続けていけるか悩んでいた時に参加したこのワークショップで、富山のガラスの学校の生徒さんたちに出会い、充実した制作環境の話聞きました。それをきっかけにその専門学校を目指すことになりました。
その後進学が決まり、富山に移住し、今も制作を続けています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

器、小さなオブジェ、スノードームなどが並ぶ予定です。
ガラスは自然光でより魅力を増すので、6月の新緑の中でご覧いただけるのが楽しみです。

実物に触れる機会がめっきり減ってしまったこの2年ですが、実際に手にとって、触って、動かして、重さや厚み、手に馴染む感じを確かめて頂きたいです。そしてお話ししながら楽しい時間を過ごせたらと思います。