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2022.04.15

出展者紹介:鈴木恵麗子(陶磁)

プロフィール

宮城県生まれ

2014年 スウェーデンの工芸学校へ留学 陶芸を学ぶ
2015年 ストックホルム在住の陶芸家の元での研修を経て帰国
現在は仙台を拠点に活動中

グループ展等
2016年 OZONE クラフトマーケット出展
2017・2018・2021年 河北工芸展 入選
2018・2019年 12月 Anywhere Anything(市岡pottery 内gallery) 参加
2019年10月 工房からの風 出展
2020年 9月 Anywhere Anything 仙台三越 参加
2021年 4月 北欧スウェーデンのゆかり(3人展)/ ヒナタノオト
   10月 Good craft, Good home /DEN pop up event(阪急うめだ本店)
etc.

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

幼い頃から食べることが大好きで、食への興味からだんだんと食にまつわる文化や食卓を囲む時間を充実させたり演出することへ興味が湧き、自然と器や陶芸へと行きついたように思います。2年足らずですがスウェーデンの学校で学んだ事、日本に戻ってから日々感じている事、仙台でお世話になる先生方から学んだ事、それら全てが作品づくりの土台になっていると思います。陶芸で作られる物は生活の道具のみにとどまらず、とても自由な表現が可能な奥深いジャンルだと感じています。見ても触っても心地のよいもの、生活に根差しながらも、自由さを追求した道具。万人に必要ではないかもしれないけれど、いつか誰かの何かの役に立つようなそんな“道具”を作れたらと思っています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

私は宮城県・仙台市を拠点に活動していますが、祖父母や親戚が千葉に住んでいるため、幼少期は夏休みといえば千葉県・鎌ヶ谷市に遊びに行くことが毎年の一大イベントでした。また2019年にも千葉県で開催される「工房からの風」に出展させていただいた事もあり、心理的にはとても親近感を持っています。そんな千葉で10年続く「にわのわ」に今回参加させていただけることとなり、とても嬉しく感じています。私たち作り手にとっても発表の場は直接作品を見て下さる方と会える「ハレの場」ですが、特に今は来場される皆さんにとってもある意味特別な「ハレ」の気持ちで来て下さるのではないかと思います。物には言葉以上に伝わることがきっとあると信じて手を動かし、佐倉城址公園で作品を通してたくさんの方にお会いできること、また他の出展者さんの作品にも出会えることを心から楽しみにしています。また実行委員会の皆さまのご尽力にもとても感謝しています。どうもありがとうございます。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

食卓に並ぶ器をメインに、1点物の花器などを持っていく予定です。
メインで作っている灰を使用した釉薬のシリーズは、2重になった釉薬の重なり具合や窯での条件によって1点ずつ表情が違う仕上がりになります。てづくりの物はいずれもそうだと思いますが、そういった揺らぎや微妙なニュアンスの違いを楽しんでいただけたらと思います。