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2022.04.19

出展者紹介:中村圭[Kei Nakamura](その他)

プロフィール

栃木県生まれ
2017 大分県立竹工芸訓練センター修了
2017 竹工房オンセ 高江雅人に師事
2022 独立、大分県別府市在住

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

もともと竹という素材が好きだったので、休日に遊び半分で竹の小物入れを作っていました。その小物入れが口コミで売れた体験が、竹細工職人を目指すきっかけとなりました。

ものづくりの際には、自分の素直な気持ち、素敵だなと思うことをしっかり見つめる、ということを大切にしています。

また、竹は白竹になっているものを購入することもありますが、出来る限り自分で竹を採り、材料から調達するようにしています。竹の切り子さんの高齢化が進み、良い竹材が入手困難になっていることも理由としてありますが、一番は、山で良い竹を見つけた時の喜びが大きいからです。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

にわのわは地元の方が出展されているクラフトフェアというイメージがありましたが、この度、千葉につながりがあれば他県からでも出展できることを知り、応募させていただきました。

私の住んでいるところは大分県ですが、実家は栃木県で、千葉県には親族が住んでいるということもあり、成田空港を利用してよく行き来するので、千葉には勝手に親近感を持っています。以前、千葉のクラフトフェアに出展予定でしたが中止になってしまったこともあり、それ以降ずっと千葉で出展したいと思っていました。

私は「竹そのものの美しさが伝わるようなもの造り」をコンセプトに製作しています。作品を通じて千葉のお客様と美意識を共有したり、くらしの中で竹細工を楽しむ方が増えたら嬉しいです。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

竹のかごや、バッグ、鍋敷きなど、日用品のオリジナル作品を販売予定です。
また、お客様がお使いいただくイメージを想像しやすいように、作品の使用例もディスプレイします。
いちおし作品は「盛りかご”冊”」です。竹細工では珍しいのですが、全く編んでおらず、不思議な雰囲気のかごだと思いますので、是非ご覧いただきたいです。