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2022.04.21

出展者紹介:久島涼[per. (ピー・イー・アール)](アクセサリー)

プロフィール

1989年 東京都出身。
ジュエリー制作会社にて約5年間、大手ブランドのOEMやフルオーダーのブライダルジュエリー制作に携わったのち、「per.」の屋号でオリジナルジュエリーの制作を開始。
現在は都内の様々なイベントや企画展・百貨店での催事、地方のクラフトフェア等多数出展し、活動の幅を広げています。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

小さい頃から手を動かすことが好きでした。漠然とものづくりを職にしたいと考えているなかで彫金と出会い、様々な伝統的技法や金属の持つ面白さを学び、クラフトマンとして経験を積んできました。
per. としてオリジナル作品を作り始めたときから変わらずに心がけていることは、「真面目に遊ぶ」です。ゼロから作品を生み出すなかで、基本的な技術をきちんと活かしつつ自分のカラーや強みを出していくためには、まず私自身がその造形を面白がること、イメージが形になっていく工程すべてを楽しむことが何より大切だと考えています。
そのうえで、機能性や品の良さといったジュエリーとして必要な要素をしっかりと意識することで、一癖ありながらも奇抜過ぎず、普段の生活のなかに取り入れて頂きやすい作品を目指しています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

私自身は県外出身ですが、千葉在住の大切な知人が多く居り、勝手ながら身近な場所に感じています。
「にわのわ」には今回初めて参加させて頂きますが、地域に特化し、長い歴史を持つイベントは大変貴重です。
千葉の風土に根差したクラフト文化を肌感覚で学びながら、そこに集う作家様やお客様方と作品を通じて直接交流をすることで様々な刺激を得つつ、私の作品からも新たな風を感じて頂けたら幸いです。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

工芸品のような美しい佇まいと、機能性のバランスを探りながら生まれたブローチ作品を中心に展開する予定です。
野外のイベントですが、ギャラリー展示のようにゆとりを持たせた余白のあるディスプレイをイメージし、一点ずつじっくりとご覧頂ける空間に仕上げたいと思考しています。
特に、近年作り続けているスティックピンブローチのシリーズは、小ぶりながらも遊び心のあるデザインで気に入っており、是非多くの皆様にチェックして頂きたいです。